添乗備忘録

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北岬と北の光

2011年04月01日 | ヨーロッパ
「世界で最も美しい航路」と言われる、ノルウェーの沿岸急行線の寄港地マーゲロイ島には、ヨーロッパ本土最北端の地があります。
北緯71度10分21秒。
そこはノールカップ、直訳すると‘北岬’と呼ばれる場所です。
海を臨む断崖の上には、地球儀のモニュメントがあります。

フィヨルドの海を北上し、最北の地に立つことに勝る冬の沿岸急行線の醍醐味、それは何といってもオーロラです。
英語で‘ノーザンライト’(北の光)と言うオーロラは、太陽から吹きつけられる帯電した粒子が、地球の大気圏の粒子と衝突しおこる放電現象です。
地磁気極を中心として、北緯65度から70度あたりを楕円形に取り巻くオーロラベルトと呼ばれる領域で最もよく見られますが、その規模は太陽フレアの発生次第です。
太陽フレアとは、太陽の表面上で起こる爆発現象です。
平均11年周期で穏やかな時期と、嵐が吹きあれる時期とを繰り返すのだそうですが、今年2月に大規模な太陽フレアが観測され、2001年の前回から考慮して、どうやら活動期に入ったとされるようです。
おかげで、空に舞う大きなカーテンのようなオーロラを楽しむことができましたが、喜んでばかりもいられません。
大規模な太陽フレアは、電力網に悪影響を及ぼしたり、無線通信や衛星通信の一時的な障害を引き起こしたりするのだそう。
更に大規模な太陽フレアに伴う、ソーラーストーム(太陽から電磁波や粒子線が大量に放射される現象)の到来周期もそろそろだそう。
大規模なソーラーストームが発生した場合、専門家によって見解が分かれます。
ハイテク機器や、人工衛星、地上の電力網に甚大な影響を及ぼすと考える専門家がいる一方、こうした事態には十分対応可能と見る専門家。
どの世界でも、専門家の方々の言うことは正反対のようです。


ドイツ気象庁が、福島第一原発の日本における放射性物質の大気拡散予報をしています。
右上に日付と6時間ごとの時間が表示されますが、表示される時間に9時間を足した時間が日本時間になります。

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ラップランド

2011年03月26日 | ヨーロッパ
ノルウェー、スウェーデン、フインランド、ロシアの4カ国にまたがるスカンジナビア半島の北部にラップランドと呼ばれる地域があります。

この辺り

北極圏に位置するラップランドは、元々は、狩猟やトナカイの放牧を主として行うサーメ人という少数民族の方々が住んでいた土地です。
ここではオーロラを見ることが出来ます。
オーロラは、英語では‘北の光’と表現しますが、サーメ語では‘キツネの光’と言うのだそうです。
山々を走る黒キツネが、雪の吹きだまりで、火花の散る尾を振りかざして起こる現象だと信じていたからです。
まるで日本の昔話にも通じるような、日本人の感性に近いものを感じます。
けれど、顔つきは日本人とは全然似ていません。
同じ北極圏に住むモンゴロイドのエスキモーの方々とは違って、サーメ人はコーカソイド、彫りの深いお顔立ちです。
そしてここは、1日中太陽の昇らない極夜があり、1年の半分以上が平均気温が0℃以下、時にマイナス20℃になっても珍しくない土地。
生きていくには厳しすぎる環境にも映りますが、サーメの人々は薪と工夫だけでこの地の寒さをしのぎ暮らしてきました。
現在は、様々な民族の方々を合わせて5万人以上の人々が暮らしています。
人口密度は1平方キロメートル当たりたった2人です。
ちなみに日本は336人で、中国は140人、インドは364人。
世界で一番人口密度が高いのはマカオで、18424人だそうです。
(ウィキペデイア 国の人口密度順リスト参照)

また、ラップランドには2人の有名人が住んでいます。
1人は氷の城に住む雪の女王。
もう1人は12月は大忙しの白いヒゲのおじさんです。

NATIONAL GEOGRAPHIC 世界で最も典型的な人
NATIONAL GEOGRAPHIC 70億人の地球

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アムンゼンと植村直己

2011年03月25日 | ヨーロッパ
ノルウェーの港町トロムソに、もっさりと雪をかぶり静かに海を見据えて立っている方がいます。
人類初の南極点到達者、ロアール・アムンゼンです。
アムンゼンは、北西航路(アメリカの北を通って太平洋から大西洋に抜けるルート)横断、南極点到達、そして飛行船による北極海横断を次々に成功させ、人類史上初めて両極点到達を達成した人物です。
特に南極点アタックでは、ライバルのイギリス人探検家スコットとの間にドラマチックなエピソードを残しました。
スコット隊は、アムンゼンから遅れること約1ケ月で南極点の到達を果たしましたが、帰還中に遭難、帰らぬ人となりました。
アムンゼンとスコットの運命を分けたものは神のみぞ知るのかもしれませんが、二人の装備には決定的に違いがありました。
重い荷物を引かせるのに、スコット隊が馬と電動ソリを使用したのに対し、アムンゼンはエスキモー犬のみ、防寒具もスコットは牛革を使用したのに対し、アムンゼンが使用したのはアザラシの皮でした。

「まるでおとぎの話のような土地だ。」と南極大陸を表現したアムンゼンは、後に「準備10年、成功5分」という言葉も残しています。

南極は制覇していませんが、犬ぞりでの北極圏12,000kキロの単独行や、世界初の五大陸最高峰登頂に成功した我が国の素晴らしい探検家、植村直己さんの言葉も紹介します。

「あきらめないこと。どんな事態に直面してもあきらめないこと。
 結局、私のしたことは、それだけのことだったのかもしれない。」

YouTube 日本人の好きな偉人 植村直己

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なぜ日本では略奪が起こらないのか?

2011年03月18日 | その他
「なぜ略奪ないの?」=被災地の秩序、驚きと称賛−米
この報道におけるCNNの詳細を紹介します。

CNN上にブログを持つJack Cafferty氏は、自身のブログ(Cafferty File)上で、
「なぜ日本では略奪が起こらないのか?」
という問いかけをしました。
Jack Cafferty氏は政治、経済に精通した元CNNのベテランアンカーマンで、エミー賞などの受賞歴もあり、現在は主に政治解説者として活動をしている人物です。
上記の報道で紹介された「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」等の意見は、この問いかけに寄せられたコメントになります。
以下、多くのコメントの中から報道されなかったものを抜粋し紹介します。
(尚、長文は掻い摘んで意訳しておりますのでご了承下さい。)

「日本は失くした財布が戻ってくると国だと聞いていたが、実際評判通り人々は品格があり親切だった。だから今回も同じように振る舞うことが出来ている。これは我々が学ぶべきもの。」

「65年前、日本人は一から出直しをしなければならなかったが、日本人にはガッツがある。きっともっと大きく強くなって戻ってくる。」

「日本で暮らしたことがあるが、たくさんの様々な宗教や道徳的慣習の一番良い部分をとると日本人になるのです。このような時に、彼らはまず略奪、とは決して考えません。」

「日本人が略奪をしないのは意外でも何でもありません。日本人の教育や社会の規律は世界の良いお手本です。」

「日本人は品性があり正直で勤勉で道義心のある人々だから。」

「誇りを大事にし、お互いを思い合っている人々。」

「日本人は子供に善悪を教え、自尊心と他人への敬意を教える人々。だから私はマイアミ出身でありながら15年も日本に住み日本で子育てをすることを選んだのです。」

「このような惨事の時でさえ、日本人は威厳と礼儀正しさを失わず行動している。」

「モラル、信義、尊敬といったことは日本人の重要な特性。利己的ではないところが、今後を乗り切っていけるという根拠になり得る。」

「長いことアメリカや日本で日本人と仕事をしてきたけれど、日本人が略奪をしない理由、それは彼らが日本人だからです。日本人はそんなことをしないのです。」


こちらの記事も紹介します。
救援物資を待つ日本人の姿に感動した!
日本人のモラルに世界が驚く


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バレンタインの日に

2011年02月14日 | ヨーロッパ
O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
(おお、ロミオ、ロミオ! どうしてあなたはロミオなの?)

恋するジュリエットは、この有名な台詞をこのバルコニーで口にしました。
ここはイタリア、ヴェローナのジュリエットの家です。
といっても、もちろんこれはシェイクスピアの戯曲上のお話のこと。
ロミオとジュリエットの悲恋のストーリーは、元々はヴェネチアの作家が書いた小説でしたが、これに当時の多くの作家たちがインスパイアされ、そして書き上げられた最高峰がシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」です。

現在ヴェローナには、ジュリエット宛に世界中から沢山の手紙が寄せられています。
その数は年間5千通程にもなり、そのほとんどが恋の相談なのだそうです。
そして、寄せられた手紙にはジュリエットの秘書の方々がアドヴァイスなどを添え返信をしてくれます。
これはもう70年以上も続いているそう。
また毎年2月14日のバレンタインデーには、その年の一番美しい手紙に対して「親愛なるジュリエット様」賞が授与され、悲恋の舞台の町は「愛の町」としてバレンタインの日を祝っています。

ジュリエットに恋の相談をされたい方はこちらへ。
THE JULIET CLUB

さて、随分お休みをしておりますが、休んでいる期間も見て下さり有り難うございます。
恋の病に伏せていた訳ではありませんが、もうしばらくお休みします。
次の更新は3月中旬を予定しております。
重ね重ね有り難うございます(^^)