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(°ω°)

2016-08-04 12:04:44 | 管理者の絵日記
暑くて溶けそう(°ω°)
お久しぶりです。のんびりまったりと息をしている春途です。
今日は灼熱の炎天下の中、仕事をしてました。なんとも暑い日差しで、肌が真っ黒焦げにされそうです。

近頃、創作イラスト本を出したいなと思いつつ、ストーリーも色々考えてます。
ストーリー作りは初めから作るのもいいですが、日常的な生き物、道具、場所を利用することが多いです。私なんかは、よく長編を書いてしまいますが、もっと簡単な物語を書いてみたいなぁと思う事も多々あります。
いざ短編を書こうとすると、設定から気合を入れすぎて、逆に主人公に感情移入して、長い長い物語を作ってしまいがちです。
そこで考えたのが、その生き物、場所、道具でした。それだけのものでストーリーを考えたら、余計なものを入れなくても済むのではないかと。
1日1章。ちょっと試そうと思いました。

どんなものが出来上がるかは、また後日(*'ω')

イラストは、先ほど言った、創作イラスト本に載せようかと思っているイラスト。
一枚絵からどんなストーリーが見えるか、それもなかなか楽しいです。

[第二章] 黒き死が迫る

2016-03-28 17:36:15 | 神さまが眠りについた世界

 先ほど自分を呼んだ彼を追いかけるように、洞窟内を走っていく。
人が簡単に通れるように、広く長く造られているが、なかなか降りるのが大変だ。人の手だけではうまく物を作ることも、造り変えることもできない。この世界は、かつのてように機械で物を造ることなく、全てが原始的になってしまったのだ。

(あ、今日も掘った跡がある)

歩きながらふと上を見上げたら、梯子が壁にかけられ、その上に人が一人入れるほどの大きさの穴が開いていた。恐らく、出入り口を増やしているのだろうが、今は誰も作業していない。

(ここも諦めたかな……)

このような穴は、洞窟内の至る所にある。きっと、身を隠すための対策を考えているのだろうが、きっと長くは続かないだろう。この数年、ここに居続けたが、そろそろ危険だろうと思っている。

(あの鼻が敏感な獣たちだもん…きっと、ここも見つかる)

まるで他人事のように心の中で呟く。やがて、目の前で広がり始めた明かりに、歩を進めた。


 足を進めると、彼女は壁に沿って造られた階段に出る。壁際のため、足を滑らせたら真っ逆さまに下に落ちてしまう。ここから下まで10メートルはあるのだ。これを人の手で造り上げたのだから、人間もまだ捨てたものではないなと思う。そう思いながら階段を軽やかに降りていくと、一番下に人だかりがあった。その中心の人物を見るや、思わず足を止めそうになったが、それは心の奥底から沸き起こる恐怖には敵わなかった。足を進める。重いと思いながら。
 一番下まで到着すると、その場にいた人々の声が静まり、視線が冷めたものに変わる。その中を歩くのはこれが初めてというわけでもない。重い気持ちで足を進め、人々へと向かって行く。
人々は自分を避け、嫌そうな顔で自分を睨み付けているのだ。

(私だって、人間のはずなのに)

どうしてこうも姿が違うだけで、こんなに嫌われなければならないのだろうか。そう思いながら中心で立つ男の前へと来た。
茶髪の男。鋭い眼光で自分を睨み付け、組んでいた腕を下ろして近づいてきた。またこの人と話をするのかと思うと、話す前から憂鬱になるばかりだった。

「外にいたと聞いたが……収穫はあったのか?」
「……あったよ」

低い声に圧倒されそうになるが、そんな声に負けじと、懐からヒビの入ったコップ。使い古された、花柄のコップ。それを彼に見せ、声を上げる。

「ここから近い場所に、砂に埋もれてた。ウリエルさんが言うには、まだ新しいって。つい最近、ここを通った人間がいるかもしれないって」
「本当か!?」

その言葉に声を上げる周りの人々。自分たち以外にまだ生き残りがいる!それだけで大きな希望が彼らの胸から溢れだした。今は少しでもいいからこの絶望から脱したい。そんな思いが彼らの中にあった。
しかし、目の前にいた男はそんな言葉に微動だにせず、「そうか」といってコップを受け取り、地面に叩きつけた。もちろん、それだけで割れることは予想でき、ヒビの入ったコップは、簡単に割れた。
 軽い音を立てて割れるコップ。そのコップに思わず顔を歪めそうになったが、今は男を見上げることしかできなかった。喜びの声を上げていた者達も、その音で再び静寂に戻る。

「ならば、その者達をお前が探しに行け」
「……どう、いうこと?」
「そのままの意味に決まってるだろ!!」

男は、大きな手を伸ばし、勢いよく髪を引っ張った。強い痛みに顔を歪め、引っ張られるままに男に近寄る。小さな耳に、これでもかと言う位の大きな声を上げた。

「お前が外に出てそいつらを探してくるんだ!見つけるまで戻ってくるな!!」
「い、いたいっ」
「お前がコップを見つけたんだ!そのくらいの事くらい、責任を持て!!」

髪を掴んでいた手が、身体を突き放し、地面に転がらせる。地面の固さのせいで身体に激痛が走るが、今は自分の身体を気遣う暇などない。慌てて体を起こし、彼から離れる。彼の目は、敵意と殺意しかなかった。

「同じ獣の姿を持ったお前が、俺達にどれだけ信頼させることができるか、それで証明しろ!!」

獣。自分は、人間ではない。思わず泣きたくなる思いに駆られるが、その時、人ごみの中から声が響く。

『愚かだな、己が一番恐怖しているというのに』

その声は、彼女にしか聞こえない。思わず顔を上げて振り返ると、人ごみの中に、黒い影が見えた。その黒い影に顔を歪めそうになったが、黒い影の中には、頭蓋骨が見えた。白骨した手をカタカタと言わせながら、こちらに近づいてくる。人々は避けようとしない。けれど、それは「人間」には見えない、不思議な存在。いわば、「霊」なのだろう。人々を通り抜け、自分の横に立つ。
黒い影と言っても、それは布のようなものを纏っていた。カタカタと歯を鳴らすそのものが持っているのは、大鎌。人を、一刀両断にできるのではないかという位に大きい鎌だ。

『お前の死を望んでいるようだが、お前はそう簡単には死ねん』
「……」

その言葉に顔を俯かせそうになるが、真っ直ぐ目の前で不満そうに顔を歪める男を見る。

「……わかったよ、カムラさん…私、行くから。私がいなくていいなら、それでいいよ」
「ふん、お前が人間の味方でありたいというなら、戻ってくればいい」

キツい言葉だというのに、時に優しく聞こえてしまうのは、自分の願望なのだろう。小さく頷きながら、「明日の朝、出るよ。探しに」と言いながら、その場を後にするように、カムラと呼ばれた男に背を向けた。

「待て」

その声に振り返ると、何かが投げ飛ばされ、反射神経で受け止める。鉄のようなものが腕に収まる。よく目を凝らしてみれば、短剣だ。それも古い短剣。鉄はサビ、ざらざらしているが、剣を抜けば、真新しいかのように綺麗な刃が輝いていた。顔を上げてカムラを見るが、不機嫌な顔のまま背を向ける。

「そいつを、見つけた人間に渡せ。こいつがわかる奴がいれば、俺の仲間かもしれん」
「……わかった」
「勝手に使うような事はするな、いいな?」
「……はい」
「もういい、下がれ」

そう言われ、その場を立ち去る。来た時と同じように、人々は自分を避け、冷たい視線を向けてくる。ただ、黒い死神が自分の背中に付き添うこと以外は。


 洞窟内まで戻り、別の道へと入り込む。この道は、彼女とウリエルの二人で造った道だった。人間達と同じ場所に住むことが許されず、自分で自分の住処を造るしかなかった。ただウリエルは違った。彼は、自分が獣だろうとちゃんと人間だと思ってくれ、こうしてこのような力を貸してくれる。
レクエルドが進めば進むほど、細い道になっていくが、その先に小さな扉があった。その扉に手をかけ、開けたとたんに入り込む。
 中に入れば、なかなか広い部屋に辿り着く。まるで二人暮らし用で、壊れた台所と、テーブル、ソファもあり、ベッドもあった。全部彼女が集めてきたものだった。

「はぁぁ~」

大きなため息をついてマントを脱ぐ。きらびやかという訳でもないが、彼女自身の手でおしゃれなお姫様のような服になっていた。砂漠の中で落ちていた布をかき集めて作り上げた服は、彼女のお気に入りとなっている。だが、ところどころ肌が見え、胸はよく見えているが、痣がいくつかあり、とても痛々しい痕となっていた。
それを見た黒いものが、レクエルドから離れた場所でふわりと留まる。

『生傷が絶えぬな』
「毎日突き飛ばされたらねぇ~…顔にも酷い跡ついちゃった」

呆れながら笑うが、とても笑い飛ばせる気持ちでもなかった。

「明日からこことお別れか……」


寂しそうに部屋の中を見回るが、離れるのが惜しくなる。黒いものは首を傾げて不思議そうに見つめてくる。

『何故そのような顔をする?嬉しくないのか?』
「……分からない。私、何がしたいのか。何を望んでいるのか」

そう、分からないのだ。これからの生き方に関して、何も希望がないのだ。ただ楽しく生きれればいいと思っている自分がいた。

「私はもう人じゃないんだよ」
『人だった、獣だな』
「そんな私が、何を望んで生きればいいのか……分かんないよ。分からないよ」

その場で身を屈め、蹲る。

「これから私は、どうやって生きればいいの……」
『会えばいいのではないか?』

その言葉に顔を上げて、黒いものを見る。頭蓋骨の表情は、変わらない。ただ、黒い目の中で、赤い光が輝いている。

『お前を獣に変えた、例の少年に』
「……どこにいるのか知らないよ」
『探しに行けばいいではないか。全ては、恐らくそこから始まった』

面白おかしそうに笑う頭蓋骨は、ゆっくりと空気に溶けていく。それに思わず声を上げた。

「シャールたん!!」
『お前がこの世界が変わった中心なのだから。レクエルド』

レクエルド、そう名付けてくれたのは、彼だった。
 もう姿を見せなくなった、シャールに怒りたい気持ちだったが、何か、腑に落ちない気持ちになる。

「……私が、この世界が変わった中心って、どういうことよ…」

深いため息を付きながら、ソファに座る。
そして、首についた、青色の水晶に触った。
 これが、全ての始まり。そう――あの時に、全てが始まったのだ。

(全てが狂ったのは、その時だった)

2016年になりました

2016-01-02 09:57:33 | 管理者の日記
あけましておめでとうございます('Д')
あっという間にもう2016年です……
最近時間の経過がとても早い気がします。

今年はもっと創作のことで色々頑張れたらいいなーって思ってます。
ゆっくり、焦らずにがんばりたい。

あと一つ報告が。
新しい家族が増えました(*'ω'*)
と言っても鳥ちゃんなのですが。
今ちょっとPCが不具合起こしちゃって写真を乗せられませんが、後日載せますね(*‘∀‘)

軽く紹介するなら、
キンカチョウの夫婦ちゃんです。
また写真を載せた時に名前もあげておきます( ˘ω˘)スヤァ

ではでは、今年もどうぞよろしくお願いします('ω')ノ

[第一章] 長き時流るる荒野

2015-12-02 11:58:28 | 神さまが眠りについた世界

世界は荒廃した。何が理由かは分からない。
だが突然世界は壊れた。何があったのか、何がおきたのか。今の人間達からすれば、それを言及する余裕もない。
ただ今は、今を生きる術しか人間達に知恵はなかった。今を必死に、恐ろしい獣達から逃げるために。
世界地図で言えば、位置はアジアに近い場所。砂漠と化した荒野の中、大きな岩場が列を成して立っていた。その岩場の下で、未だに生き残る人々がいた。

まるでモグラのように穴を掘り、大きな渓谷を作り上げたかのような深さ。その壁に穴を作り、それぞれの世帯となっていた。家族がいれば、一人で寝るための場所でもある。
手作りの階段は今にも足を踏み外しそうなボロボロ感を出していたが、意外にも頑丈で、何人歩いても壊れる様子はなかった。
だがその中で暮らす人々の顔は、心からの笑顔とは言い切れないほどに歪んでいた。まるで何かに脅えるかのように。
笑い声は多少聞こえるものの、本当の笑い声なのかすらも、分からない。

そんな中、大きな声が渓谷の一番奥底、男達が集まる場所で響いた。

「クソ!!いつになったらこの生活とオサラバできるんだ!?もうたくさんだ!奴らの餌食になるのは!」

そう叫ぶのは、茶髪の男。なかなかのガタイの良さで、その顔は恐ろしいくらいに歪んでいた。
男は、己の前に集まる男達に向かってひたすら叫んでいた。

「先日も何人かの住民が死んだ!これで人数が……56人!!!最初は500人もいたのに、こんなに減って…!」

男は怒りをぶつけるように叫び、周りの男達もまた、不満げに顔を伏せていた。

「奴らめ……毎日毎日、俺たちを狙ってこの荒野を彷徨っている…」
「他の地へ偵察に行った連中が二度と帰ってくることがない……」

不安な声が上がる。
奴ら、そういう奴だ。自分たちが見つかったら、二度と帰れない。

「クソっ!!俺たちが何でこんな目に…!!こうなったらあいつを使うしかないか…!」

そう言って男は上を見上げた。彼が見るのは、狭い渓谷の上、地上だ。


地上は砂漠が舞うだけ。風が強く吹けば砂が舞う。そんな砂嵐の中を歩く一人の人影があった。
マントをしっかり頭から羽織、目に砂が入らぬように歩いている。その手には、黒い針金のようなものを器用に動かし、砂の中へと潜らせている。
ちょんちょんと引いたり押したりを繰り返していると、何かを引っ掛けたらしく、ぐっと一気に引っ張り上げる。
すると、その針金の先端、曲げられた先端に何かが釣れたらしく、砂が舞い上がりながらもその姿を見せた。
ヒビの入ったコップ。それでも結構使い古された、いいものだ。花柄のコップにその者は喜び、大切に手に取りながら針金から取り、腰につけていたポーチに入れた。
そして満足したかのように岩場へと再び歩いていく。
砂しかないこの土地は、歩くだけでも苦痛だというのに、その者は鼻歌を歌いながら歩いていた。やがて岩場の出入り口付近まで戻ると、その前で待っていた赤オレンジ色の髪をした男が立っていた。
彼はその者の姿を見るや、険しかった表情が穏やかになり、その者のに微笑んだ。

「おかえり、また良いもんを見つけたか?」

男がそういえば、その者は男の前に立ち、フードをとった。
黄金色の髪が靡き、砂のようなサラサラとした音を立てる。閉じていた目をゆっくり開けると、まるで宝石のような真珠の瞳をしていた。
彼女は男に向かってにっこりと微笑みながらー頭についた、小さな猫のような耳をぴょこぴょこと動かした。
彼女は、レクエルド。そう呼ばれる、元人間らしい。

「ただいまーウリエルさん!見て見て!またあったよ!」

そう言って彼女はポーチから先ほどのコップを取り出した。ウリエルと呼ばれた男はそのコップを手に取り、「ほー」と声を上げた。

「……まだ新しいやつだ。つい最近か、人が持っていたようだ」
「やっぱり!誰かここを通ったんだよ!偵察の人とは違う人が!」

彼女は満面の笑顔を浮かべながら砂漠に振り返る。自分たち以外にも生きているものがいる。それが彼女にとって嬉しいことなのだ。
ウリエルも彼女の様子に笑みを浮かべたが、背後から近寄る人の気配に気付き、笑うのを止め、振り返った。その音には彼女も気づき、同じように顔を向けた。
彼女たちの前にやってきたのは、少し太っちょな男だった。男は彼女を見て、舌打ちをした。

「…なんだ、また生きて帰ってきていたのかよ」

それは小声で言ったつもりだろうが、彼女の敏感な耳にしっかりと聞こえてきた。彼女は顔を歪め、顔を俯かせる。ウリエルもその言葉を聞き逃さず眉間にしわを寄せたまま男に食いかかる。

「何が悪い?大事な情報を見つけてくれいる相手に、お礼もなしか?」
「はっ、獣の仲間かもしれない奴にお礼なんか言うわけねーだろ……おい、カムラが呼んでいる。さっさと来い」

そう言って男はさっさとその場から立ち去る。
彼の言葉にウリエルの眉間が険しくなる。すぐに落ち込む彼女に近づき、その肩に手を置いた。
彼女ははっとなって顔をあげたが、今にも泣きそうだった。

「ウリエルさん…」
「気にすんな、って言っても気にするだろうが……せめて、慰めになれば」

そう言って彼は、己のポーチから何かを取り出し、彼女に手渡した。
それを見て、彼女は目を輝かせた。
彼に渡されたのは、緑色に輝く宝石だ。それを大事に握りしめ、ウリエルを見上げる。彼は優しい笑みのままだった。

「また今度いいもんやるさ」
「あ、ありがとう!じゃあ行ってくるね!」
「……あぁ」

そう言って彼女は嬉しそうに走り出した。
彼女の嬉しそうな後ろ姿を見送りながら、ウリエルは、ため息をついた。その時、彼の吐息が炎とともに溢れたことを、誰も知らない。

「……いつなんだ……」

そんな言葉が、洞窟内に木霊した。



(まだ、先の話)

[PROLOGUE] それは、新たなる物語

2015-12-02 11:09:25 | 神さまが眠りについた世界

私は、いたって普通の女の子だった。
この世界のどこにでもいる女の子。バイトして、一生懸命お金を稼ぐ女の子だ。

名前?
名前は……忘れた。
今になっては、その名前が本当の名前だったのかも、忘れてしまった。私にはまるで意味はなかったんじゃないかと、教えられているような気がして。

それは、突然なくなった。
私の生きていた世界は、突然変わった。

鉄の建物が並び、様々な人々が行き交っていた時代。
ビル街、学校、電車、車、飛行機、公園。色んなものがあった気がした。

それがそう、突然、何かがぶつかったかのように突然壊れだした。

鉄は溶け、毒となって宙を舞い、それを吸った人々が次々と倒れていく。
それに続くかのように、突然現れた獣たち。
見たことがない黒い獣は、様々な姿を持って、人を襲っていった。
人が更に、減っていく。

人々はそれらから逃げるように走る。走る。
追いつかれないように、必死に走り続けていた。
私も、もちろんその中にいた。

でも、私は、違った。

人なのに、人じゃなくなった。

なんの呪い?分からない。
何かを吸ったから?分からない。
ただわかるのは、この、頭に生えた耳と、お尻に生えた長い尻尾。そして、黒から金に変わる私の髪。

私は、何かに姿を変えていった。
何が、何が起きたの?
ただただ、混乱するしかなかった。
誰も助けてくれないし、みんながみんな、私を獣と呼ぶ。

誰か、助けて。

そんな私に話しかけてきたのは、黒い布を身にまとった、骸骨。

『珍しい者も、いるものだな』

それが、新しい私の始まりだった。


(プロローグ.神さまが眠りについた世界)

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