「リビングルーム2 ミシェル・ブラジー展」 メゾンエルメス

メゾンエルメス
「リビングルーム2 ミシェル・ブラジー展」 
9/17〜11/27



メゾンエルメスで開催中の「リビングルーム2 ミシェル・ブラジー展」を見てきました。

1966年、モナコに生まれたフランス人アーティスト、ミシェル・ブラジー。銀座エルメスのスペースに生命を介在させ、「住居におけるくつろぎの場」(解説より)を示す、その名も「リビングルーム」を作り上げました。


「かたつむりを放つ」 2009〜2016年

生命、うち1つがカタツムリです。ブラジーは大きく吊り下がるカーペットへカタツムリを放ちました。その這った白い跡はまるでドローイングのようです。


「かたつむりを放つ」(部分) 2009〜2016年

もちろん形は意図したものではありません。カタツムリの動きとともに終始変化していきます。あくまでもカタツムリの這うままに任せているわけです。


「マリーのコーヒマシン」 2016年

植物も素材の1つでした。例えば「マリーのコーヒマシン」です。コーヒーマシンを岩に見立たのでしょうか。観葉植物が生えています。まるで寄生しているかのようです。ちなみにマシンは何も新調したものではありません。マリーとはブラジーの妻の名前です。彼女の使い古しのマシンを利用しています。それこそブラジーの自宅のリビングルームにあったことでしょう。


「オーレリーの靴」 2016年

ほか靴やゲーム機にも植物を組み込んでいます。もちろんこれらも中古品。使われなくなったものだそうです。


「珊瑚」 2009年

「珊瑚」はどうでしょうか。一見するところは絵画です。確かに珊瑚を象ったような光景が広がります。しかしながらキャプションを見て驚きました。素材は絵具でありません。何とチョコとバニラのクリームです。それをネズミにかじらせています。

このようにブラジーは1990年の頃から、身近な日用品や植物、それに昆虫や小動物などを利用し、時に時間とともに変化するインスタレーションを制作してきました。


「ワインを飲む壁」 2014〜2016年

ワインがグラスに並々と注がれています。「ワインを飲む壁」です。壁とあるようにワインが壁に食い込んでいます。そしてグラスの周囲にはワインが染み込んでいます。一体どのような仕掛けなのでしょうか。


「ワインを飲む壁」 2014〜2016年

答えは石膏ボードでした。おそらくは壁の一部を削り取り、石膏のボードを設置。そこに縦半分に切ったワイングラスを埋め込んでいます。

ワインは時間をかけて石膏へ染み込みます。実際、作品の下には空き瓶が5〜6本が並んでいました。これらは当初から注がれたものです。今後も壁に飲ませるべく、会期末に向けて追加されるようです。


「ほうきになるほうき」 2016年

さらにほうきと植物を組み合わせたインスタレーションも美しい。リビングと言うよりも、庭、ガーデンのようでした。


「ハルオ」 2016年

さりげなく置かれた椅子にも細かな仕掛けがありました。こちらもお見逃しなきようご注意下さい。

11月27日まで開催されています。

「リビングルーム2 ミシェル・ブラジー展」 メゾンエルメス
会期:9月16日(金)~11月27日(日)
休廊:不定休。
時間:11:00~20:00 
 *日曜は19時まで。入場は閉場の30分前まで。
料金:無料
住所:中央区銀座5-4-1 銀座メゾンエルメス8階フォーラム
交通:東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅B7出口すぐ。JR線有楽町駅徒歩5分。
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