学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

英語・共通テスト対策勉強法

2021年11月15日 | 英語学習
河合出版とZ会の「英語・共通テスト対策問題集」(2022年用)です。



まずはこちらの記事をご覧ください。
⇒ 「オススメ! 英語・共通テスト対策問題集


さて、今日は奥田塾の塾生のKさんの話です。
彼女は現在高校2年生ですが、すでにこの共通テスト対策のテキストを使って学習を進めています。
「出題形式を知る」「読解力アップを目指す」という2つの目標を掲げ、夏休みのスタートと同時に、写真左側の通称「黒本」(河合出版)に取り組み始めました。
共通テスト形式の問題が全部で6セット収められていますが、今ちょうど、3セット目が終わろうとしているところです。
「あれっ、進度が遅くない?」と思う人もいるかもしれませんね。
そうなんです。ゆっくり丁寧に読み進めているんです。

《学習の流れ》
①辞書を使わずに自力で文章を読み、設問に答えます。
②次に、辞書を使って語句の意味を調べながら精読します。設問の答えの間違いに気づいたら、変えてもOKです。
③僕と一緒に答え合わせをします。読解のポイントを確認し、正答にたどり着くまでの道筋や考え方を理解します。

実は、速読ではなく、精読の練習をしているんです。
これまで指導した経験から、また、自分の言語学習の実体験から考えても、精読ができないのに「速読は大得意です!」ということはあり得ないような気がします。
まずは、じっくりと粘り強く文章を読み解いていくトレーニングから始める。
そうして、必要な情報を見つけ出したり、筆者の主張をつかみ取る技術を少しずつ身に付けていく。
それらは速読力を高める土台にもなるのではないでしょうか。

Kさんは、上の②の作業に取り組む姿勢が素晴らしいんです。
この1冊を終える頃には、きっと彼女の中で何か変化が起こっているはず…。
そんな気持ちで見守っていたのですが、数日前、彼女がこんな話をしてくれました。

「最近、ときどき『あれっ、長文が読めてる』と感じることがある。読解練習をするようになったからかな…」

いや~、ちょっとうるうるきましたね~ (*^^*)

Kさん、嬉しい言葉をどうもありがとう!
そして、いつも頑張る姿を見せてくれてどうもありがとう!
\(^o^)/
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オススメ! 英語・共通テスト対策問題集

2021年01月17日 | 英語学習
河合塾とZ会の英語の共通テスト対策問題集です。



塾の教材として使っているものですが、僕自身の英語学習用テキストとしても得るものが多く、すごく気に入っています。


今年から始まった「大学入学共通テスト」。
昨年までの「センター試験」と異なるのは、英語の知識を問う問題がなくなり、すべて読解問題になったということです。
ブログ、ウェブサイト、新聞・雑誌の記事、ディベートやプレゼンテーションの準備資料、社会問題を扱う論説文など、さまざまタイプの文章の読解力が試されます。

河合塾のテキスト(写真左)に収録されている問題文のテーマ(第1回の分)を見てみましょう。

「ハロウィーン」「国際交流イベント」「動物愛護」「田舎の暮らし」「部活動の是非」「国際移住」「若者の消費行動」etc.

ごく身近な話題や、日常生活に関わりの深い題材を扱った英文ばかりなので、とても興味深く読み進めることができます。
「なるほど、そうか。英語ではこんな風に表現すればいいのか」という新たな発見にワクワクしながら…。

上述の「若者の消費行動」に関する論説文の中に次のような英文がありました。


Young people today grow up worrying what their future will be like due to the bleak economy, devastated environment, and unstable world political landscape.
(今日の若者は、厳しい経済、荒廃した環境、不安定な世界の政治情勢により、将来がどうなるかを心配しながら育っている。)

They are eagerly looking for ways to fulfill their desire for approval and the sense of belonging. As such, they have made SNS, small social get-togethers, and traveling with their close friends their spending priorities.
(彼らは人に認めてもらうことと帰属意識への願望を満たす方法を必死になって探し求めている。それゆえ、彼らはSNSや小さな社会的な集まり、親しい友人との行動への支出を優先してきた。)

They consult websites and review sites when deciding whether or not they will purchase certain things or what they should purchase. Once they make a purchase, they post their opinions online so that others can make an even wiser consumer decision in the future.
(ある商品を購入するかどうか、または購入すべきものを決定する際に、ウェブサイトやレビューサイトを確認する。購入したら、オンラインで意見を投稿して、他の人がその後さらに賢明な消費者としての意思決定を行えるようにする。)


英語で発信するときに役立ちそうですよね。
こういう言い回しを一つひとつ丁寧に覚えて自分のものにし、いざという時に上手く使えるようになったら楽しいだろうな、と思います。

英語を学習している社会人の方にもオススメです。
来年共通テストを受験する高2の皆さんも、是非購入しておきましょう。
じっくり時間をかけて取り組んでみる価値はありますよ。

残念ながら、Z会のテキスト(写真右)は書店でもネット通販でももう品切れのようです。
河合塾のものならまだ手に入ります。


最後になりましたが、受験生の皆さん、コロナ禍の中での共通テスト、本当に本当にお疲れさまでした。
次の目標に向かって、もうあとひと頑張りです。
応援しています!
(^^)/
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「politician」 と 「statesman」

2018年09月19日 | 英語学習
5月28日の記事「『権力』と『権威』」の中で「権威のない権力者」と「権威のある権力者」について書きましたが、それぞれの典型的な例を挙げるとしたら、やはり「politician」と「statesman」でしょうか。
日本語ではよく、前者を「政治屋」、後者を「政治家」と訳し分けますよね。

『ロングマン現代英英辞典』で調べてみると、次のように定義されています。


「politician」

someone who works in politics, especially an elected member of a parliament or similar institution
(政治活動をする人、特に選挙で選ばれた国会や同様の組織のメンバー)

someone who is skilled at dealing with people or using the situation in an organization to bring advantage to themselves
(人と取り引きをしたり、組織の中での立場を利用して、自分に利益をもたらすことに長けた人)


「statesman」

a political or government leader, especially one who is respeted as being wise, honourable, and fair
(政治的指導者、または政府のトップに立つ人、特に、wise で、honourable で、fair であるとして尊敬されている人)

wise:
賢い、賢明な、思慮分別に富む、知識・経験が豊かで判断力が正しい、分別のある判断をする
honourable:
立派な、高潔な、尊敬に値する
fair:
公平な、公正な、えこひいきのない、ルールにかなった、正々堂々の


*  *  *  *  *

いよいよ明日20日は自民党の総裁選挙の投開票日。

日本の政権与党に「statesman」はどれくらいいるのかな?

結果はもうほぼ決まっているみたいですね。

それでも今回は、応援できる人を見つけられただけでも、すごく幸せです。
(*^^*)

とにかく最後まで「statesman」を応援します!
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Around the World on a Bike

2018年05月14日 | 英語学習
「いよいよ1学期の中間テストだ!」という高校生諸君、テスト勉強、頑張ってますか?

今回の記事は、高2のコミュニケーション英語の教科書「CROWN English Communication II」に出てくる重要表現の解説です。
Lesson 1 『Around the World on a Bike』の本文の中から3つ取り上げます。

*  *  *  *  *

(1) Meeting Dennis and receiving this great gift on the very first day of the trip made me wonder at the mystery of human life. (Section 2, 24行目)

使役動詞「make」の構文(make+目的語+動詞の原形)です。
「make」は「強制」の意味を持つので、主語の「旅のまさに最初の日にデニスに会ったこと、そして、このすばらしい贈り物を受け取ったこと」が私に何かを強く働きかけてきたということです。
(「贈り物」は、デニスがくれた「自転車旅行を支援してくれる人たちの名簿」を指しています。)
どんなふうに働きかけてきたのか?
私が「人生の神秘を不思議に思うように」です。
つまり、
「旅の初日にデニスと出会い、こんなすばらしい贈り物をもらえるなんて、『人生何が起こるかわからない』『人生って不思議だなあ』と思った」
という意味ですね。


(2) I heard kids singing a song that seemed to make fun of Asians. (Section 3, 11行目)

これは「hear」を使った知覚動詞の構文です。
何かが聞こえてきたようですね。
後ろには「kids singing a song」と続きますから、「子どもたちが歌を歌っているのが」聞こえてきたんです。
どんな歌を?
「アジア人をからかうような歌を」です。

後半を変えると、こんな楽しい文になります!
\(^o^)/

I heard kids singing in chorus. (子どもたちが合唱しているのが聞こえた)
I heard kids singing to the piano. (子どもたちがピアノに合わせて歌っているのが聞こえた)
I heard kids singing out. (子どもたちが大きな声で歌っているのが聞こえた)
I heard kids singing cheerfully. (子どもたちが元気に歌っているのが聞こえた)


(3) There is a long stretch of road in front of me, branching off into a number of winding roads further ahead. (Section 4, 17行目)

前半は「僕の前に長く伸びた道がある」です。
後半の「branching off …」は分詞構文で、その道が「枝分かれしている」と説明しています。
しかも、枝分かれして「さらにその先で(further ahead)」「多くの曲がりくねった道(a number of winding roads)」に変化(この「into」は「変化」を表す前置詞)していきます。

「僕の前に果てしなく長い道がある。その道は途中で枝分かれして、さらにその先には何本もの曲がりくねった道が続いている」

う~ん、これぞまさに人生!
(^^)v
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ラジオ語学講座を録音するなら

2017年03月28日 | 英語学習
NHKの語学講座を録音するなら、オススメはこれです。



ソニーのポータブルラジオレコーダーICZ―R100。
僕は2年前から愛用しています。

現在、予約録音をしているのは、語学講座「まいにち中国語」「レベルアップ・ハングル講座」と、韓国語放送「ハングル日本百科」、英語放送「Friends around the world」の4本です。
(「ハングル日本百科」も「Friends…」もNHKラジオ第2放送の番組です。なかなか面白いですよ。)
その日のうちに聴くこともあれば、数日分まとめて聴くこともあります。
とにかく自分のペースで無理なく学習を進められるのが嬉しいですね。



普段は上の写真のように、スピーカークレードルにセットして使っています。
音量も十分、音質もかなりクリアーで大満足。

内蔵メモリーだけでもかなりの容量がありますが、メモリーカード(マイクロSDカードなど)も使えるので、気に入った講座は丸ごと永久保存が可能です。
カセットテープの時代、MDの時代のことを考えると、まったく便利な世の中になりました。(^^)/
この小さな機械のおかげで、いつでもどこでも、すばらしい先生方の授業が受けられるのですから。
本当にありがたいことです。

4月から始まる新しい講座も楽しみだなぁ。(*^^*)
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