ニコニコ堂治療室の日々是好日

山形県鶴岡市の鍼灸マッサージ治療室。ひっそりと地味~に続いておかげさまで20年。毎日の出来事やお知らせを綴りたい。

餃子に関する考察

2017年02月13日 | 日記

 空色の車に乗って、「きょうは、マッサージしてもらいたくて来ました~。」と,ヨシダさんがやってきた。

 前回おいでになったのは、ひと月ほど前、娘さんが内陸の病院で手術を受けて、正月明けに、やっと退院してきた後だった。その時は、自分の体もきついが、それ以上に子供のことが心配で、あたふたと帰っていったものだったが、今日は心なしか明るい雰囲気だ。

「娘が退院してようやく一か月経って。病院に診察に行ってきたんです。経過も良いって言われたら、私もなんかホッとしちゃって。」
 
 「それはよかったですね。何よりでした。前より少しは安心できますね。」
 
 娘さんは元気になったものの、数か月あるいは数年単位で注意深く術後の経過を見ていかなくてはならない。親として心配は尽きないのだが、今は少しだけ肩の荷を下ろしたような気がするのだろう。
 
 前回と違って、ゆっくり時間をかけてもらいたいというので、一時間かけて全身をマッサージすることになった。
 
「やっと、気ぃ張っていたのが終わったみたいでゆっくりした~。それで昨日は、久しぶりに腕を振るって餃子作ったんですよ。」
 
 「ほぉ、お休みですし、料理らしい料理を…。餃子は料理した感ありますものね。」
 
ところが、せっかく腕を振るったにもかかわらず、評判がいまいちだったそうだ。
 
 「娘はなんか違うって、残したっけ。買ってきたのは食べるんだけど。ニラが多すぎたかしらねぇ。先生とこでは何入れます?」
 
 「何って言われても、豚バラ肉とハクサイとか。キャベツの堅いところにシイタケだとか…。こないだは、どういうわけだかスグキを入れる羽目に。」
 
 「えっ?スグキ?なんですか、それ。」
 
 スグキは京都の漬物で、わが家では全員苦手なのに、好物だと思い込んでいる京都の実家から毎年送られてくるものなのだ。スグキは例外として、その時ありあわせの野菜と肉を合わせるだけで、調味料はあれとこれとそれを入れると話しておく。
 
 「へえ~、ごま油ですか。すりごまも。オイスターソースねえ。どこだって、そんなもんですよねぇ。」
 
 ヨシダさんは、とにもかくにも、心配事が一段落して気持ちがリラックスしているせいで、普段よりずっと饒舌になっている。
 
 「ホットプレートで焼いたから、パリッとしてなかったからかしら…。」
 
餃子の具や味付けを確認すると、次に、「焼き」に問題があるのではないかと、独自の考察は続く。
 
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