よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

静かな時間-滋賀県日野町:日野駅

2014年11月30日 | 滋賀
Hino Station, Hino Town, Shiga Pref.

さてさて、突然鉄道少年の血が蘇ったワタクシは、滋賀県の近江鉄道にある古い駅舎を訪ねました。
続いては滋賀県日野町の日野駅にワタクシは向かったのでありました。
以前、日野の町並みを散策した際に、帰路にこの駅に立ち寄ったことがあり、なかなか素敵な駅だと思ったんですよね


ここ日野駅も1900年(明治33年)に開業した時の駅舎が今も使われています。
かつては駅員たちの部屋であった場所は、今はタクシー運転手の休憩場所になっておりました


ここ日野駅は近江鉄道では数少ない有人駅で、7時から19時までという時間制限つきですが駅員さんがいるんです。
無人駅だと勝手に駅の構内に入れますが、有人駅ですから入場券を買わねばなりません。
ワタクシ、駅員さんに「入場券はいくらですか?」と訊くと
駅員さんが「写真撮られるんですか。列車に気をつけてくれれば、入場券はいいですよ」と言ってくれました
前回来たときは入場券を買ったのですが、今回の駅員さんは鉄道ファンに優しいのかな


次の列車が来るまでは、40分ほどの時間がありました。誰もいないプラットホームにはワタクシの足音以外、何の音も聞こえません。
ワタクシはけっこう辺鄙なローカル線を旅してきたので、こういう光景には慣れているのと同時に
誰もいない駅でボーっと時間を過ごすのが好きなんですよねぇ


バケツ、モップ、ブラシ…この駅が無人駅でないことがわかります。
無駄な余剰人員は困りますが、駅に駅員がいることが利用者にはホッとした気持ちを与えるのも事実かと思います


先日、私にとっては「最後の銀幕のスター」とも呼ぶべき高倉健さんが死去しました
彼の晩年の名作に「鉄道員(ぽっぽや)」があります。
国鉄の末期、なんでもかんでも十把ひとからげに「仕事をしない親方日の丸」「寝てても給料もらえる公務員」などと
国鉄職員を揶揄したり、侮蔑する風潮がありました。確かにそういう職員もいたのでしょう。


ただ、誇り高き鉄道員が数多くいたのは紛れもない事実だと思います。
時刻に正確で事故が少ない日本の鉄道…それを成し遂げたのは、間違いなく誇り高き鉄道員達なのです


日本にいると時刻表通りに列車が来るのは当たり前だと感じていますが、海外に行くと時刻のいい加減さに驚きます。
以前、職場にイングランド人がいたのですが「日本では特急列車が2時間以上延着すると、特急料金は払い戻しになる」と言うと
「それはすごい。イングランドでそんなことをやったら、ほとんどの列車で払い戻しだ」と笑っていました


ワタクシは日本が世界に誇れることの一つが、鉄道の技術だと確信しています。


ワタクシは駅を出る時、入場券を要らないと言ってくれた駅員さんに「どうもありがとうございました」と声をかけました。
すると「いえいえ。次回はぜひ、近江鉄道の車両に乗ってくださいね」と笑顔で返事が返ってまいりました。
ここにも誇り高き鉄道員がいたのです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


定年退職をしたら、やりたいことっていっぱいいあるんですよね。
その中で真っ先にやりたいことが、北海道の稚内から鹿児島県の枕崎まで
各駅停車を乗り継いで日本を縦断することなんですよ。
その時のために、腰痛にならないように気をつけようっと



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一期一会-滋賀県大津市:石山寺

2014年11月29日 | 滋賀
Ishiyamadera Temple, Ohtsu City, Shiga Pref.

さてさて、見頃の紅葉を愛でようと滋賀県大津市にある石山寺を訪れたオッサン三人組でありますが
ワタクシ達が目にした紅葉は、予想をはるかに上回る素晴らしい紅葉でありました


紅葉の素晴らしさもさることながら、石山寺というお寺そのものの素晴らしさにもワタクシは心を奪われておりました


ワタクシは旅行が好きで日本各地のいろんな場所に旅に行きました。当然ですが、旅に行くとその土地の名所に出向くことも多いです。
そういう時に名所の中にお寺、神社が含まれていることも多いのも当然と言えば当然なのですが
関西で暮らしていて、ましてや頻繁に京都や奈良の寺社仏閣を訪ねていると、地方に旅行に行って有名な寺社仏閣を訪ねても
「なんや、こんなもんか」「あまり大したことないなあ」って思うことも多いんですよね


しかし、今回初めて訪れた石山寺は、紅葉の美しさもさることながら、お寺としての素晴らしさに
ワタクシは「これは素晴らしい」と思わずにはいられませんでした


自分としては関西各地の名刹はたいてい訪ねていた気でいたのですが、まだまだ知らなかった素晴らしい名刹があることを教えられました。
そう思わせられるくらいに、ワタクシは石山寺の素晴らしさに心を惹かれ、また何度も訪れたいと思ったのでありました


紅葉が美しい場所って、当たり前のことですが新緑が美しいんですよねぇ。
さらにありがたいことに、紅葉の時期には群衆が押し寄せる場所でも、新緑の時期はあまり人が来ないんですよ


ワタクシは毎年5月の上旬に新緑を求めて撮影に出向くのですが、この石山寺の新緑もぜひ見てみたいと思いました。
そして、人の少ない境内をゆっくり散策してみたいと心から思ったのでありました


この日、ここまで素晴らしい紅葉に出会えたことを本当に嬉しく思いました。
一期一会…ワタクシはこの言葉を、人と出会うだけじゃなく、素晴らしい光景に出会う時にも当てはまる言葉だと思っています。
この日のワタクシは、最高の紅葉との一期一会に感謝感謝でありました


散ってもなお美しい…そんな石山寺の紅葉を後にして、ワタクシ達は次の目的地である三井寺に向かったのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


これは石山寺の責任ではないのですが、今回、石山寺を訪ねて気になったことがありました。
それは、有名寺院には珍しく三脚の使用が禁止されていないんですよ。
そのおかげで、大きな三脚を構えて撮影場所から微動たりしないカメラマンが何人かいたのは事実です。
私ですら不快感を感じたのですから、写真に興味のない人には迷惑千万だったことでしょう。
ぜひとも「三脚の使用は禁止します」としていただきたいものです。あまりにもひどいオッサンが数名いたものですから


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思い出に浸る-滋賀県東近江市:桜川駅

2014年11月28日 | 滋賀
Sakuragawa Station, Higashi Ohmi City, Shiga Pref.

さてさて、鉄道少年の血が蘇ったワタクシは、懐かしい駅舎を訪ねてみようと滋賀県の近江鉄道を訪れ
新八日市駅の次に東近江市の桜川駅へと向かったのでありました。


桜川駅の開業は1900年(明治33年)で、駅舎はその時のままなんです。
ということは駅舎は今年で114歳…思わず、「ご苦労様です」と言いたくなるワタクシです


一日の乗降客が140人~150人の駅ですから、当然のことながら無人駅なんですよね。
ワタクシは改札を通ってホームの方に向かって行きました


ワタクシは次の列車が来るまでの約20分間、駅の写真を撮りながら、ワタクシが鉄道を好きになった頃のことを思いだしておりました。


ワタクシが小学校4年生の頃、もうすぐ国鉄から蒸気機関車の運転がすべて廃止になるということで
未曾有の蒸気機関車(SL)ブームが起こりました
そんな中、ワタクシもSLに興味を持つようになったのが鉄道好きになるきっかけでした。


やがてSLが廃止になって行くと、ワタクシはSLが走っていたローカル線の光景や車両に興味を持ちました。
夜行列車や新型特急ではなく、ローカル線に興味を感じたのがワタクシらしい気がします


三つ子の魂百まで…ワタクシは今もローカル線が好きで、時々無性にローカル線に乗ったり写真を撮りたくなるのです。
海外に行ってもその国の鉄道に乗るのが大好きで、チェコタイで鉄道に乗ったことは今も忘れることが出来ません


ワタクシは交通の便の悪いところに旅行に行くことが多いので、最近は鉄道で旅をすることが少なくなりました。
来年くらいは青春18きっぷを買って、3日間くらいの旅に出てみたいなぁ。
青春18きっぷはオッサンでも買うことは出来ますからね


桜川駅の駅舎を眺めていて、ちょっとノスタルジックな思い出に浸ったワタクシでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


ガタン、ゴトン…ローカル線の列車が駅に入って来る時の音が好きです。
カン、カン、カン…列車がやって来たことを知らせる踏切の警報機の音が好きです。
「次は○○駅、××線に乗り換えです」…独特なイントネーションで流れてくる車掌さんの案内の声が好きです。
鉄道は目だけでなく、耳でも楽しむことが出来るんです


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眩い…-滋賀県大津市:石山寺

2014年11月27日 | 滋賀
Ishiyamadera Temple, Ohtsu City, Shiga Pref.

さてさて、滋賀県大津市の石山寺にオッサン三人組はやって来たのでありますが
石山寺の紅葉は、ワタクシ達の期待以上の美しさでありました


子供の頃に、紅葉の季節が来るたびに不思議に思っていたことがありました
それは「紅葉を見に行く」ことを、なぜ「紅葉狩り」というのかということなんですよ。
「狩り」というと銃や槍を持って野生動物を捕まえに行くという意味のように思うのですが
どうして「紅葉を見に行く」ことが「紅葉狩り」なのか不思議でなりませんでした


「狩り」が草花を眺める意味になった由来は、狩猟をしない貴族が現れ、自然を愛でることを狩りに例えたとする説もあるそうですが、
どうもはっきりとした説はないようですね。ま、いずれにせよ日本人が古来から紅葉を愛でてきたことは間違いありません


それにしても、なんと鮮やかな紅葉なんでしょう。ワタクシは毎年、必ず紅葉を見にどこかに出向くのですが
ここ数年の中でも一、二を争う美しさのような気がします。この日に訪れたワタクシ達は幸運ですねぇ


この場にいるとワタクシの身体が茜色に染まるのではないか…そんな気持ちにすらなるワタクシです。
しばしの間、ワタクシはこの場から動くことが出来ないほど、艶やかな紅葉に見とれておりました


「山粧う」「山燃ゆる」…紅葉の美しさを表す言葉はいくつもありますが、この日の紅葉の美しさに関しては
ワタクシの貧しい語彙では到底説明することが出来ません。どうか写真を見て、その美を感じていただきたく思います。


眩いばかりの紅葉に包まれて、ワタクシは晩秋の美を満喫しておりました。
しばしの間はカメラを目から離し、自分の目でしっかりと紅葉を眺めました


日本古来の風習が次々と廃れていくのですが、紅葉を愛でるという風習は昔も今も変わりません。
ワタクシ達の中にあるDNAが、晩秋ともなれば紅葉を求めずにはいられないのでしょう


絢爛豪華な晩秋の輝きを、これほど愛でることが出来たワタクシは、ただただ自然の神に感謝するばかりでありました。

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


紅葉は年によって当たり外れがあります。今年は夏から天候不順が続いたので、紅葉の色づきはよくないだろうと思っていました。
ところが、石山寺の紅葉を見ていると、私の予想は杞憂だったようですね。
こういう形で予想が外れるのは嬉しいものです



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懐かしい駅舎を訪ねて-滋賀県東近江市:新八日市駅

2014年11月26日 | 滋賀
Shin-Youkaichi Station, Higashi Ohmi City, Shiga Pref.

さてさて、ここ数日は紅葉の風景をブログに続けてアップしているのですが、以前にワタクシは滋賀県に近江鉄道の写真を撮りに行きまして
その時の写真が残っているんですよ。旬の写真である串柿や紅葉を先にアップしていたのですが、このままだと近江鉄道の写真を
アップする機会を失ってしまいそうなんです。そこで、今日から紅葉の写真と近江鉄道の写真を一日おきにアップしたいと思います。
どうかお付き合いくださいね


ワタクシ、何度かこのブログに書いたのですが、初めてカメラを手にしたのは小学校の時で、鉄道写真を撮るのが目的でした。
その後、興味が山岳写真に移ってしまったので鉄道写真を撮ることはあまりないのですが、時々体内の「鉄道少年の血」が騒ぐんです。
今回は滋賀県を走る近江鉄道の懐かしい駅舎を訪ねようと、まずは東近江市の新八日市駅にやって来ました。


近江鉄道には歴史を感じさせる駅舎がいくつも残っており、これまでも新八日市駅日野駅鳥居本駅をブログで紹介しました。
今回は新八日市駅からいくつかの駅を巡ってみたいと思います。あぁ、鉄道少年の血が蘇ってまいります
この瀟洒なエメラルドグリーンの駅舎は前身である湖南鉄道の本社屋でもあったのですが、かなり老朽化が激しく、
2階は閉鎖されて出入りもできません。朝の混雑時のみ駅員さんが配置されるようですね


木製のラッチ(鉄道用語で「改札」のこと)がなんとも懐かしく、暖かみがあるんですよねぇ。
とはいえ、一日の乗降客がここ数年は400人程度ですので、このラッチに一日中駅員が立つ必要は無いですよねぇ


駅舎をホーム側から見てみました。二階部分は完全に塗装が剥げ落ちていますねぇ。
立派な駅舎が寂れて行く様は、まるで没落した旧家の佇まいを見ているような気持ちになるのです


近江鉄道は1898年(明治31年)に開業した歴史ある私鉄でありまして、昨今は多くの地方鉄道が次々と無くなって行く中
よく健闘しているなぁって思うんですよね。西武グループの子会社ということも影響しているのかな


近江鉄道ですから、かつては略して「近鉄」(「きんてつ」「おうてつ」と発音したそうです)と呼ばれていましたが
近畿日本鉄道が「近鉄」と呼ばれるようになったため、地元では「ガチャコン電車」「ガチャ」と呼ばれるそうなんですよ。
電車の走行音からつけた愛称でしょうが、ちょっと可愛いですよねぇ


この日は土曜日ですので、通学に利用する高校生がいないため、駅の構内は閑散としておりました。
最近は地方鉄道に行くと、利用しているのは高校生かお年寄りの方が圧倒的に多いですね


秋の柔らかい日差しが待合室のベンチを照らしていました。かつては賑わった待合室も、今は静寂に包まれておりました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


子供の頃は国鉄(今のJR)の車両や駅が好きだったのですが、今は地方の私鉄の駅や車両が好きなんですよ。
関西だと滋賀県の近江鉄道、京都府の京福電鉄、大阪府の阪堺電鉄、兵庫県の北条鉄道、和歌山県の紀州鉄道など
愛すべき私鉄がまだまだ残っているんです。これからも地方私鉄が検討している姿をブログで紹介したいです



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