海から見る舟屋-京都府伊根町

Ine Town, Kyoto Pref.

さてさて、ワタクシ達は京都府伊根町にやって来て、伊根湾めぐりの遊覧船に乗りました。


船の上から伊根の集落の特徴である舟屋が見えてまいりました。
舟屋というのは、船の収納庫の上に住居を備えた、この地区独特の伝統的建造物なんです。


舟屋は伊根湾の海面にせり出して建築されていて、1階に船揚場、物置、作業場があり、2階が居室となっているんです。
舟屋は江戸時代中期頃から存在しているものと見られ、2000年現在、238棟が確認されています。
この風景が「伊根浦」として、漁村では全国で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けたんですよ。
(現在は徳島県牟岐町の出羽島も選定を受けました)


ワタクシはこの風景が好きで、これまで何度か伊根の街を訪ねているんですよ。


この風景はどこか郷愁を醸し出すのでしょうね。けっこうドラマなどのロケ地になったりしているんですよ。
もう20年くらい前だったでしょうか。NHKの朝ドラで「ええにょぼ」という作品があったのですが、
あのドラマの舞台になったのがここ伊根なんです。


この日は湿度が高く、蒸し暑い一日でした。でも、船の上は爽やかな風が吹き、汗が引いて行きました。


今年の夏は夏らしい青空を見ることが、本当に少なかったですね。あまり猛暑が続くのは困りますが、
大阪ではもうお盆の頃の空が、秋のような空になっていました。なんだか寂しい気がします。


暑ければ暑いで文句を言うのですが、涼しければ涼しいで文句を言うのですから人間とは勝手なものですな。


青い空、青い海、白い雲…やっぱり夏はこうでないとねぇ。

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


季節が変わる時というのは、どこかワクワクする感覚があるのですが、
夏が終わる時って、もの悲しさや寂しさを感じるんですよねぇ。
子供でもあるまいしと思うのですが、この感覚は今も変わらないんですよ。


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