いくつもの花の百名山を登った人でも、
佐渡の山の花の見事さに驚嘆するという。
そんな花の山を歩いてみたくてやってきた佐渡。
いやぁー、期待どおりの山でした。
佐渡へ渡って2日目、5月5日。
ドンデン山荘で見事な日の出を見た後、
7:00前に、まずは山荘脇の登山口からドンデン池を目指して。
パピそらも一緒だよ。
登山道に入るといきなりの残雪。えー、聞いてないよー。こんなに雪あるのに花なんか咲いてるの?
でも大丈夫だった。雪が残ってたのは何故かここだけ。
カタクリやスミレはもういたるところで目にします。かわいいでしょ!
ほんとは、ナンチャラスミレって正式名があるんだろうけど、
種類が多いスミレはやたらなことが言えないので、すみれでごめん。
フキノトウは花が咲いちゃってますね。
エゾエンゴサク 花の形が素敵!こんな変わったのが至る所に咲いてる♫
これはなんの花でしょう?
で、すぐに「尻立山」山頂。変な名前の低い山だけど、眺望は素晴らしい。
後ろに見えるのが、佐渡最高峰の「金北山」
これから向かうドンデン池を見下ろして。
あー、やっぱりところどころ残雪ありますねー。
残雪と春の花の共存、それが素敵で不思議な佐渡の山。
これはアマナと言うそうな。
ドンデン池についた。なんかね、すごいカエルの声。
それも聞いたことないような気味悪い声。かえる、ウジョウジョいっぱいいた。
後で調べたらモリアオガエルだった。
向うに見える赤い屋根は避難小屋。
湿地には水芭蕉が涼やかに咲いていた。
こちらはエチゴキジムシロ。
こちらはキクザキイチゲ。
フッキソウ
ドンデン高原をぐるっと一回りして山荘に戻ってきた。
ここまではほんの足慣らし。でもすでにたくさんの花花花。
おっと、山荘脇にも???
今度はバスでアオネバ登山口まで下ります。
そらがいないと根性ないから片道バス使っちゃったりします。
どうせなら足で下って、登りにバス使えばいいじゃんって思う人いるかもだけど、
山はやっぱり登ってこそ山なのです。なーんちゃって。
カッコつけてみたけど、ほんとは私、下りがめっちゃ苦手。急坂なんて、へっぴり腰もいいところ。
なので、バスで下って、足で登るのだ。
バスを降りたらまた新しい花み~つけた。オドリコソウ。ほんとだ。輪になって踊る踊り子みたい。
アオネバ登山道、ここで佐渡を代表する花に会えるはず!
その花に会いたくて来たんだから。
で、会えた――――!! シラネアオイ
薄紫の大きな花は山野草の女王様みたい。圧倒的な存在感。
このシラネアオイが登山者を行けども行けどもずーーっと出迎えてくれるの。
ニリンソウのじゅうたんも!
次に圧巻だったのが、オオイワカガミ。
イワカガミは山で一輪出会えただけでも感動ものなのに、
斜面を埋め尽くすほどに群生。
タネツケバナ?
カメラの電源を落とす間がないほどに次々と収めていない花が現れる。
地面に這うように咲いているのはキランソウ。
花が咲いた後に種をつけてるのかと思ったら、
これもれっきとした花なんだって。エンレイソウ。
ヒトリシズカ。素敵なネーミングだけど、一人じゃないわ。たくさんのお花と一緒。
???
チゴユリ。
ニシキゴロモ
結構急なところもあったり、雪解け水が流れているところを渡ったり、
それなりにハードなところもあるけれど、
次々に迎えてくれる花に夢中で、ちっとも疲れない。
ちなみに、アオネバの由来はこの辺の土壌が青い粘土質にあるからだって。
なるほど。これはこれで珍しい。
目を引く黄色い花はミヤマキケマン
標高が上がるにつれて、濃い紫のシラネアオイも。
オオカメノキ
カタバミ 葉の形が特徴的。街場では黄色い花が雑草扱いで咲いてるよね。あれと同種。
そしてこれがオオミスミソウ。この花目当てで佐渡に来る人も多いんだって。
葉っぱに特徴があるね。
青いオオミスミソウもあった♫
手前がシラネアオイで白い花がサンカヨウ
とにかく、これでもかこれでもかというほど花なのです。
2時間半ほどの感動山歩き。
ドンデン山荘に戻ってきた。
ごほうびはドンデン高原の天然水で作ったというかき氷。
むちゃくちゃおいしかった。
ガーデニングが趣味の私だけど、
山野草のことは全くわからない。
でもこうして写真を振り返りながら、お他人さんのブログやら、山野草の図鑑やらを
くびったけで照らし合わせて名前を確認。
そんな作業もまた楽し。すごく勉強になった。
今度別の山に登って出会ったときは、3つくらいは覚えてるかな?(笑)
長文読んでいただきありがとうございました。
チビそらちゃんもお散歩楽しかったですね
天然氷のかき氷が一番うらやましい( *´艸`)けど
やっぱり自分の足で歩いた後だから美味しいんでしょうね
私はいつもはそんなに好きじゃないけど、喉からからだったので、おいしかったよ。
今度、キャンプでやってみる?