窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

クトゥブ・ミナール

2011年12月12日 | 史跡めぐり


  これからしばらくインドの話題が続きますが、ご容赦ください。当ブログの前身であるブログ(閉鎖)に掲載していたものも含め、インド各地の遺跡やパレス・ホテルなどをご紹介していきたいと思います。



  上の地図が今回巡ったルート、総移動距離は1,439km、青森市から岩国市まで車で移動した距離に相当します(地図をクリックすると拡大します)。最初は、デリー(地図中G地点)からです。

  冒頭の写真はクトゥブ・ミナール、1200年頃にデリーを中心にインド北部を支配した奴隷王朝の創始者、クトゥブッディーン・アイバク(在位1206年~1210年)によって建てられたミナレット(モスクに付随して建てられる塔)です。高さが72.5mもあり、世界で一番高いミナレットといわれています。



  奴隷王朝はインド北部における最初のイスラム王朝であり、これだけ壮大なミナレットを造ったのには、イスラム教の威光を誇示する意味があったと思われます。また、現在は廃墟と化していますが、クトゥブ・ミナールを含むクワットゥル・イスラーム・モスクが、ヒンドゥー教寺院を破壊し、その石材で使って建てられていることからもそのことが窺われます。



  クトゥブ・ミナールの北には、クトゥブ・ミナールを超える塔を造ろうとして挫折したアライ・ミナールがあります。直径が25m程もあり、もし完成していればクトゥブ・ミナールをはるかに凌ぐ巨大な塔になっていたであろうといわれています。



  1210年頃の世界(地図をクリックすると拡大します:「世界歴史地図」より)。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
  ブログをご覧いただいたすべての皆様に感謝を込めて。

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