窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

韓国プロ野球2013 斗山vsロッテ6回戦

2013年06月03日 | スポーツ観戦記


  昨日に引き続き、今日も野球の話題です。といっても、日本のプロ野球ではなく韓国プロ野球の試合。釜山・社稷(サジク)スタジアムで行われた、斗山ベアーズと地元ロッテ・ジャイアンツの試合です。



  そういえば、宿泊していたホテルに斗山ベアーズも泊まっており、野球選手を大勢見かけました。

  韓国プロ野球は1982年(昭和57年)に1リーグ6球団でスタート。1995年(平成7年)には観客動員数が540万人となりましたが、その後人気が落ち込み、特にワールドカップの影響を受けた2002年には240万人を割り込むまで低迷しました。しかし、2005年頃から人気が回復し始めたそうで、オリンピックやWBCなども好材料となり、昨年はリーグ創設以来新記録となる710万人を動員。今シーズンから9球団に増え、再来年からは10球団となるそうです。



  ロッテ・ジャイアンツはプロ野球創設時から続く名門チーム。昨年からオリックスでプレーしているイ・デホ選手が在籍していたチームです。チームはずっと低迷していますが、釜山の野球ファンは熱狂的なことで知られているそうです。尤も、今シーズンは球団GMのやり方にファンが反発し、集客が伸び悩んでいるのだとか。実際、ここまでの平均観客動員数は、斗山が1位、ロッテは4位です。なお、上の写真はどこかで見たようなカモメですが、ロッテのマスコット、「ヌリ」というのだそうです。

 

  ロッテの本拠地である社稷スタジアムは1985年(昭和60年)開場、翌86年からロッテの本拠地となりました。竣工が1980年(昭和55年)なので、当時日本で最も新しかった球場である横浜スタジアムをモデルとして造られました。上の写真(左が社稷スタジアム、右が横浜スタジアム)を見比べると、円形の球場、逆三角の照明塔など、確かによく似ています。大きさ(カッコ内は横浜スタジアム)も両翼95m(94.2m)、中堅118m(117.7m)、フェンス高4.8m(5.0~5.3m)とほぼ同じです。収容人数は28,500人(30,234人)で、これは韓国プロ野球で本拠地として使用されている球場の中では最大です。



  この試合開始前時点で、斗山が22勝19敗1分の4位、ロッテが19勝20敗2分の5位です。前日は3vs8でロッテの勝利、いわば4位争いの三連戦となりました。試合開始は18:30。電光掲示板(写真上)ですが、日本では点数が確定するまで非表示ですが、韓国ではイニングの初めにゼロを表示しておきます。従って、上の写真表示は1回表攻撃中ということになります。



  この日はオールドユニフォームを着用しての試合だったようで、日本でも川崎時代のロッテをご存知の方には懐かしいユニフォームであろうと思います。ロッテの先発はイ・ジェゴン投手。変則的なサイドスローの投手で、制球が良いとは言えませんでしたが、6回にワンポイントで左のカン・ヨンシク投手に交替するまで、斗山打線を1安打(無安打だったかもしれません)に抑えました。



  一方、斗山の先発はノ・ギョンウン投手。



  1回裏。ロッテは2013年WBC代表でここまで打率3位の三番ソン・アソプ選手がセンター前にタイムリーを放ち、先制。

 

  しかし、その後は膠着状態が続きます。観戦の印象としては、内野の守備はまだ日本のプロ野球と差があるように感じました。ところで韓国の応援ですが、一塁側に地元ファン、三塁側にビジター・ファンが陣取るのは日本と同じです。しかし、大騒ぎするのは外野ではなく内野席。上の写真のように、ステージと大型スピーカーが設置され、応援団長がマイクを持って応援をリードしています。背中にV3とありますが、ロッテの優勝回数は確か過去2回(84年、92年)だった気がします。

 

  イニングの合間には、チアリーダーというよりダンサーがステージに登場し、セクシーなダンスを披露。野球より彼女達が目当てという人もいるようです。



  8回になると、観客にレジ袋のようなものが配布されます。これは、ゴミを球場外のゴミ箱に入れてくださいという球場美化の呼びかけらしいです。この袋が配られると、ファンはそれを膨らませて頭にかぶります。これがロッテ独特の応援方法になっているようです。この他、相手チームの投手が牽制球を投げると全員で「マー!」(釜山方言で「こらっ!」とか「何だ!」というような意味らしいですが、あまり品の良い言葉ではないようです)と叫ぶ、ファウルボウルを大人が取ると、これまた全員で「アズラ!」(「子供にやれ!」というような意味らしい)と叫ぶなど、日本とは違った応援風景も楽しいものでした。



  さて、8回裏にようやく試合が動きます。ロッテは3番のソン・アソプ選手が四球で出塁、4番のカン・ミンホ選手がレフトフェンス直撃の二塁打を放ち、無死二・三塁とします。ここで、斗山は二番手のホン・サンサム投手に交替。



  しかし、続く5番のパク・チョンユン選手がセンター前に2点タイムリーヒットを放ち、0vs3。



  斗山はたまらず三番手、ヤクルトに在籍していた(2009年~10年)こともあるイ・ヘチョン投手に交替します。

 

  しかし、7回からチョン・デヒョン投手、8回からイ・ミョンウ投手とつないだロッテの投手リレーに抑えられ、そのままゲームセット。ロッテは昨日に続く連勝で、斗山とのゲーム差を1としました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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