兵庫県小野市にあるJR西日本の粟生駅は、山陽本線の加古川駅と福知山線の谷川駅とを結んでいる全線単線の加古川線(45,8km)の駅で、北条鉄道と神戸電鉄粟生線の接続駅でもあります。 もともとは播州鉄道の一般駅として、1913(大正2)年8月10日に開業しました。
頭端式ホームと単式ホームと島式ホームの3面4線を有する業務委託駅です。
かつては開業前の1913(大正2)年6月に建てられた木造駅舎(旧駅舎)がありましたが、2009(平成21)年10月に「シルキーウェイあわの里」を併設した新しい駅舎に建て替えられました。
2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は915人で、起終点駅を除く加古川線の全19駅の中で最も利用者が多い駅です。
<粟生駅の年表>
・1913(大正2)年8月10日:播州鉄道の一般駅として開業
・1915(大正4)年3月3日:当駅~北条町駅間が開業
・1923(大正12)年12月21日:播州鉄道が播丹鉄道に譲渡されて、同鉄道の駅となる
・1943(昭和18)年6月1日:播丹鉄道が国有化されて、国鉄加古川線・北条線の駅となる
・1952(昭和27)年4月10日:神戸電気鉄道(現在の神戸電鉄)粟生線が当駅まで全通
・1974(昭和49)年10月1日:貨物取扱い廃止
・1985(昭和60)年4月1日:国鉄北条線が第3セクターの北条鉄道に転換する
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・2009(平成21)年7月1日:加古川鉄道部の廃止に伴って神戸支社管轄へ変更され、加古川駅の被管理駅となる
・2009(平成21)年10月:駅舎改築
・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2016(平成28)年3月26日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
(駅 名 標)
(加古川方面を望む)
(谷川方面を望む)
(左は旧駅舎:右は現在の駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2016(平成28)年5月4日