ノリウツギの果穂1。ユキノシタ科アジサイ属。
果実は蒴果、装飾花は落ちずに残る。
装飾花は上向きに咲くが、受粉後は下向きになると言われる。
ノリウツギの果穂2。
早い時期の果穂は上向きのままだが、後に花序軸が折れて下向きになることが多い。
上向きの果穂では蒴果の中の種子が風の強い時に振りだされ、下向きになれば残った種子が落ちやすくなる。
ノリウツギの蒴果。
左:ノリウツギ 中:ツルアジサイ 右:イワガラミ
ノリウツギの花、花序全体がツルアジサイやイワガラミによく似ているが、花柱の数が、ノリウツギは3個でツルアジサイでは2個。イワガラミでは1個、ということで、そこをチェックすることでこの3種を見分ける。花柱は果時まで残るから、蒴果を見るだけでもそれが出来る。