井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

樹木ウォッチング冬から夏へ163ヤマモミジとハウチワカエデ5

2017年05月14日 | 日記


ヤマモミジの果実。カエデ科カエデ属。
カエデ科の仲間の果実は分離翼果。種子の片側に翼のつく翼果で2個がくっついた形になっている。
2個が分離して初めて翼果として機能するようになるので「分離翼果」と呼ばれる。



ハウチワカエデの果実。
2個の翼果のつくる角度は、カエデ科の仲間の同定のポイントの一つとされるが、個体差があって余り当てにはならない。



分離翼果。
カエデ科の分離翼果に限ったことではないが、種子の重量と翼の形のバランスが上手くとれることで翼果は種子を中心にして上手く回転する。落下速度を抑制して、ゆっくり落ちる間に風に乗ってより遠くに運ばれる。完熟して始めてバランスがとれ、翼果として機能するようになる。
翼に見られる筋状のものを翅脈(しみゃく)といい、翼果がスムースに回転するのに役立つという。
その原理を科学的に研究して船のスクリュウの設計に生かしているという。(燃費改善)
生物の知恵を科学的に応用する「バイオミメティクス」の一つである。
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