ハナズオウの開葉。マメ科ハナズオウ属。
花が終わる頃になって開葉する。
マメ科で開葉する前に開花するのはあまり見ない。
雄しべ10個は花糸が全て離生していて「二体雄しべ」をつくらない。マメ亜科のヤマハギなどとは異なる。
ハナズオウの葉。
ハナズオウの葉は単葉で長い柄があり、基部はハート形。
マメ科の葉は基本的には3出複葉、羽状複葉で、ハナズオウの葉は3出複葉の小葉が減数化したもので単葉とは見ないという考え方がされる。一見単葉に見えるもので「単身複葉」という言い方がされるものがある。
ハナズオウの果実。
果実は豆果。葉が単葉に見え、開葉に先だって開花するなどマメ科らしくないところのあるハナズオウだが、果実を見れば間違いなくマメ科である。