井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

樹木ウォッチング冬から夏へ349ウリノキ2

2017年11月20日 | 日記


ウリノキの蕾。ウリノキ科ウリノキ属。
葉腋から集散花序をだし数個の花をつける。蕾は棒状。
芽鱗痕と枝の色などで、当年枝と2年枝との違いが区別できるが、ウリノキの場合他の樹よりそれがより明確に現われる。



ウリノキの花。
花弁は6個でゼンマイのように巻きあげる。
雄しべは6~12個で雌しべ(花柱)を取り巻き、花柱は雄しべより若干長い。大変印象的な花である。
葉柄基部が膨らんでいるのも見える。
その膨らみの中に冬芽が包まれていて、葉が落ちた後、葉痕が馬蹄形~O字形になる。葉柄の中に冬芽が包まれるというので「葉柄内芽(ようへいないが)」と呼ばれる。



ウリノキの果実。
果実は径7~8mmの核果、藍色に熟す。
核は1個で、中に1個の種子を入れる。
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