井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

(年金100年安心プラン)はどこへ行ったの?

2016年11月30日 | 日記


終盤国会の焦点となっている年金制度改革法案、今国会での成立にこだわる自民・公明は、また数の力で衆院委員会・本会議で強行採決した。
安倍首相は「将来年金のカット法案」という野党側の謂い方を嫌い、「将来年金水準確保法案」であると主張する。しかし、どう呼ぼうと年金の一部をカットできるようにする法案であることに変わりはない。

2004年に同じ自民・公明が「年金100年安心プラン」と胸を張った年金制度改革法案も、10年と一寸で改正が必要になったという訳だ。

安倍内閣自慢のアベノミクス、第1の矢「大胆な金融緩和」でお金の流れを良くして経済を活性化し、第2の矢、第3の矢につなげる筈だったが、「成功」と主張するものの効果はさっぱりである。
「黒田バズーカ」などと威勢は大変良かったが、効果は不発で、手詰まりの揚句今やマイナス金利導入で年金資金の運用を圧迫している。多くの年金基金が解散に追い込まれ、そこでも給付額のカットを余儀なくされている。このままでは年金制度が立ちいかない、将来給付を下げられるようにしておこうという年金制度改革案。

アベノミクスの失敗が年金制度の改悪につながっている。
安倍首相は認めようとしないだろうが、誰もが納得できる説明があるなら是非聞きたいものだ。
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