トチノキの果実。
果実は蒴果で熟すと果皮が三つに割れて大型の種子(普通1個)をだす。日本の樹木種子では最大(クリより大きい)。
多くのデンプンを含むがサポニン成分を含み、「アク抜き」には多くの手間を要する。
白っぽい部分は「へそ」と呼ぶが、これはここを通して樹木本体から栄養分が供給されるからだという。
実が栗に似ているので、英語名は「ホース・チェスナット(馬の栗)」となっている。
ベニバナトチノキの花序。
セイヨウトチノキとベンバナトチノキの交雑種でピンク色の花をつける。
セイヨウトチノキは「マロニエ」である。
ベニバナトチノキの果実。
ベニバナトチノキの果皮には刺が多くつき、日本産のトチノキの果実とは印象が違う。
果実に刺を生じる点はマロニエと一緒。