フラジオ「ソ」の右手

アルトサックスの高い「ソ」は難易度の高いフラジオ音域として知られているが、昨今ではアマチュアや中高生でも吹ける人がいて驚いている。

以下の、よく知られた指使いがあり、私も頻繁に使用する。



押さえるキーは同じでも、実は右手の使う指や押さえ方には、奏者によって違いがある。
おそらく最も多数派の押さえ方は、2つのキーを人差し指で、その下のキーを中指で押さえる方法。
手の小さい女性や中高生などに適した形と言えるだろう。



もう一つは下のキーを薬指で押さえる方法。
通常音域からのすばやく、なめらかな連結が可能だが、やや難しいかもしれない。



最後は私の方法。
2つのキーを中指で、下のキーを薬指で押さえている。
手の小さな人にとっては難しいかもしれないが、通常音域からの連結、そして「ソ」より高い音への連結もすばやく、なめらかに押さえられる。