hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

四重奏の並び方

2008-03-25 21:39:17 | sax関係
サックスの四重奏の並び方は、一般的にはSTBAもしくはSABTとなっている。
これは弦楽四重奏の並び方に準じており、それぞれの楽器の役割を考えてもこれが適切だと思う。
ちなみに弦楽四重奏も昔はVn1,Va,Vc,Vn2、現代ではVn1,Vn2,Vc,Vaとなっている。

これはオーケストラの弦楽器の配置も同様だった。
昔はヴァイオリンが左右前側に配置されることで、旋律のかけ合いが左右から聴こえてきたりステレオ効果に聴こえたりしていたそうだ。

この並び方が変遷した経緯は諸説あるが、ことに現代ならば作曲者が並び方まで念頭に置いて曲を書くということもあるだろう。

先日、中日個人重奏コンテスト石川県大会を審査しながら、そんなことを考えていた。

並び方が変わればアンサンブルのやり易さ、聴こえかたも変わってくるだろう。
まずは基本的な並び方を守り、それぞれのアンサンブルの特徴を考えながら、必要であれば変更することを考えて、試してみると良いのではないだろうか。

最新の画像もっと見る