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『コンビニオーナーのための経営術』
2005年9月25日 第2号
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こんにちは。いつもありがとうございます。
新たに登録してくださった方、よろしくお願いします。
このメルマガは、コンビニを経営するオーナー様に対して
元コンビニ本部の店舗指導員である管理者が、日ごろ思っていた
・こうすればもっと売上が伸びるのに・・・
・店舗指導員をもっと利用すればもっと効果的に経営できるのに・・・
ということを、実際の店舗でのやり取りを例にあげながら
わかりやすく公表していくものです。
オーナー様向けに書いていきますが、それ以外の方も興味のある方は
ぜひぜひ、読んでくださいね。
では、第2号 行ってみましょう。
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「お・で・ん」の売り方
~~~けっこう、手間がかかるのよね・・・
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店舗指導員「オーナーさん、寒くなってきておでんが伸びてます」
オーナー「でも、廃棄も結構でてるんだよね」
店舗指導員「(そう来ると思った!)しかしですね・・・
上位3品の大根、玉子、こんにゃくは廃棄が出てませんね」
オーナー「けど、仕込みのとき満タンまで作ってるんだよ。
これ以上仕込むのなら、アイテム減らさないとな・・」
店舗指導員「それも大切ですが、昼のピークが終わったときに
もう一回仕込みをしてはいかがですか?」
オーナー「あー、ちょうどそのときは掃除の時間なんだよね。」
店舗指導員「でも、これからどんどん伸びていくのになぁ・・・」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
前回の中華まんと同様、おでんもこれからがトップシーズンです。
今回、打ち合わせがうまくいかなかったのは、おでんの売れ方が
特徴的だからです。おでんは、平均的な人が一人当たり、3,4個
を一回の食事で食べるとすると、その3,4個の中には、かなりの確率で
大根や玉子が入っているのです。つまり、おでんを買う人はほとんどの人が
大根と玉子を買っているのです。ですから、大根と玉子が無くなった時点で
大半のお客様にとって、「おでんは無い」状態であり、残された練り物などは
売れ残って廃棄となってしまうのです。
私の経験上、仕込みの段階で下位商品の練り物などを5個ずつ仕込むなら、
大根や玉子はその3倍以上は仕込む必要があります。しかもこの2品は
特に仕込みに時間がかかります。
今日のポイントです。
1)おでんの主役は大根、玉子。それが切れたらおでんは無いと同じ。
2)おでんは、スタッフ全員で売るもの。全員で管理を。
2については、上の店舗指導員も最後に少し話したかった部分です。
おでんは仕込みに時間がかかり、ツユ交換、ネタの補充、声かけ・・・
そしてなにより、感じの悪い店では買おうとはしません。
スタッフ全員がおでん鍋に気を配り、ツユは蒸発していないか、
お客様は取り分けてほしいと思っていないか・・・
と気を配ってはじめて売れていくものです。ですからおでんが
売れる店は、自信をもっていいと思います。お弁当を売るより
何倍も努力が必要です。もし、去年より販売が伸びたら、従業員さんに
感謝してください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さて、おでんの主役と書いた大根、玉子ですが、
料理をほとんどしない私は、最近まで気づきませんでした。
大根と玉子は、ほかのちくわや、厚揚げなどのだしをすっておいしくなる
んですね。そりゃ、人気あるはずです。いわば、おでんは大根、玉子を
おいしく食べるための料理ですもんね。
あっ、ほかのアイテムが大好きだという方はすみません。私も、
実は厚揚げと、牛すじが大好きです(笑)。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
おでんって、10、11月くらいが一番売れる店って多いんですよね。
でも、家庭で食べるのって断然12月から2月じゃないですか。
やはり、家で食べ始めてしまうと、少し飽きてしまうのかもしれないですね。
だからこそ、今が大切です!!!
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超個人的!コンビニ日記
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私は、この時期(秋口、9月)のコンビニは大好きです。
なんといっても新商品がたくさん!特にチョコレート!
店によって陳列技術、計画性が問われる時期です。
チョコの売り場を見比べるだけで、ウキウキしてきます。
例えば、季節エンドとチョコレート売り場の両方で展開している店が
あるとします。
一見、非常にやる気満々で、意欲のある売り場に見えます。
ところが、
・季節エンド・定番売り場のどちらか一方しかない商品がある
・季節エンドに新商品でないチョコレートが並んでいる
上の2つのどちらかに該当する場合は、まったくその逆です。
納品されてきたものの、並びきらないため、仕方なく季節エンド
まであふれてきたという感じがしてなりません。
本来、季節エンドは、お店の顔であり、今一番おすすめ商品を置く所
だと思います。
入りきらない商品の、寄せ集め場所ではありません。
計画的なお店は、注目商品を厳選し、季節エンドに並べる商品を
厳選して、あらかじめ余分に発注しているはずです。
当然、定番売り場はチョコレートの新商品が入るべきところを確保して
あるため、全商品が展開できているはずです。
以上の意味から、この時期はお店の力がよくわかる時期です
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本日は、以上です。ありがとうございました。
ご意見、ご感想をお聞かせいただければ幸いです!!
↓ ↓ ↓
happylife_september@mail.goo.ne.jp
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コンビニオーナーのための経営術
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000170878.html
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『コンビニオーナーのための経営術』
2005年9月25日 第2号
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こんにちは。いつもありがとうございます。
新たに登録してくださった方、よろしくお願いします。
このメルマガは、コンビニを経営するオーナー様に対して
元コンビニ本部の店舗指導員である管理者が、日ごろ思っていた
・こうすればもっと売上が伸びるのに・・・
・店舗指導員をもっと利用すればもっと効果的に経営できるのに・・・
ということを、実際の店舗でのやり取りを例にあげながら
わかりやすく公表していくものです。
オーナー様向けに書いていきますが、それ以外の方も興味のある方は
ぜひぜひ、読んでくださいね。
では、第2号 行ってみましょう。
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「お・で・ん」の売り方
~~~けっこう、手間がかかるのよね・・・
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店舗指導員「オーナーさん、寒くなってきておでんが伸びてます」
オーナー「でも、廃棄も結構でてるんだよね」
店舗指導員「(そう来ると思った!)しかしですね・・・
上位3品の大根、玉子、こんにゃくは廃棄が出てませんね」
オーナー「けど、仕込みのとき満タンまで作ってるんだよ。
これ以上仕込むのなら、アイテム減らさないとな・・」
店舗指導員「それも大切ですが、昼のピークが終わったときに
もう一回仕込みをしてはいかがですか?」
オーナー「あー、ちょうどそのときは掃除の時間なんだよね。」
店舗指導員「でも、これからどんどん伸びていくのになぁ・・・」
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前回の中華まんと同様、おでんもこれからがトップシーズンです。
今回、打ち合わせがうまくいかなかったのは、おでんの売れ方が
特徴的だからです。おでんは、平均的な人が一人当たり、3,4個
を一回の食事で食べるとすると、その3,4個の中には、かなりの確率で
大根や玉子が入っているのです。つまり、おでんを買う人はほとんどの人が
大根と玉子を買っているのです。ですから、大根と玉子が無くなった時点で
大半のお客様にとって、「おでんは無い」状態であり、残された練り物などは
売れ残って廃棄となってしまうのです。
私の経験上、仕込みの段階で下位商品の練り物などを5個ずつ仕込むなら、
大根や玉子はその3倍以上は仕込む必要があります。しかもこの2品は
特に仕込みに時間がかかります。
今日のポイントです。
1)おでんの主役は大根、玉子。それが切れたらおでんは無いと同じ。
2)おでんは、スタッフ全員で売るもの。全員で管理を。
2については、上の店舗指導員も最後に少し話したかった部分です。
おでんは仕込みに時間がかかり、ツユ交換、ネタの補充、声かけ・・・
そしてなにより、感じの悪い店では買おうとはしません。
スタッフ全員がおでん鍋に気を配り、ツユは蒸発していないか、
お客様は取り分けてほしいと思っていないか・・・
と気を配ってはじめて売れていくものです。ですからおでんが
売れる店は、自信をもっていいと思います。お弁当を売るより
何倍も努力が必要です。もし、去年より販売が伸びたら、従業員さんに
感謝してください。
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さて、おでんの主役と書いた大根、玉子ですが、
料理をほとんどしない私は、最近まで気づきませんでした。
大根と玉子は、ほかのちくわや、厚揚げなどのだしをすっておいしくなる
んですね。そりゃ、人気あるはずです。いわば、おでんは大根、玉子を
おいしく食べるための料理ですもんね。
あっ、ほかのアイテムが大好きだという方はすみません。私も、
実は厚揚げと、牛すじが大好きです(笑)。
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おでんって、10、11月くらいが一番売れる店って多いんですよね。
でも、家庭で食べるのって断然12月から2月じゃないですか。
やはり、家で食べ始めてしまうと、少し飽きてしまうのかもしれないですね。
だからこそ、今が大切です!!!
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超個人的!コンビニ日記
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私は、この時期(秋口、9月)のコンビニは大好きです。
なんといっても新商品がたくさん!特にチョコレート!
店によって陳列技術、計画性が問われる時期です。
チョコの売り場を見比べるだけで、ウキウキしてきます。
例えば、季節エンドとチョコレート売り場の両方で展開している店が
あるとします。
一見、非常にやる気満々で、意欲のある売り場に見えます。
ところが、
・季節エンド・定番売り場のどちらか一方しかない商品がある
・季節エンドに新商品でないチョコレートが並んでいる
上の2つのどちらかに該当する場合は、まったくその逆です。
納品されてきたものの、並びきらないため、仕方なく季節エンド
まであふれてきたという感じがしてなりません。
本来、季節エンドは、お店の顔であり、今一番おすすめ商品を置く所
だと思います。
入りきらない商品の、寄せ集め場所ではありません。
計画的なお店は、注目商品を厳選し、季節エンドに並べる商品を
厳選して、あらかじめ余分に発注しているはずです。
当然、定番売り場はチョコレートの新商品が入るべきところを確保して
あるため、全商品が展開できているはずです。
以上の意味から、この時期はお店の力がよくわかる時期です
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本日は、以上です。ありがとうございました。
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happylife_september@mail.goo.ne.jp
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配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000170878.html
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