健康・スポーツ総論

 

健康・スポーツ総論

ファイル名 ：DJv6Pizuwx.doc (http://www.happycampus.jp/pages/data/2/D1778.html)

目次 １　急性アルコール中毒による死亡 ２　記憶と学習 ３　大脳前頭連合野 ４　潜在記憶と顕在記憶 ５　DNA ６　ワクチンと血清療法 ７　AIDSの感染経路と病状経過 ８　癌抑制遺伝子 ９　糖尿病 １０　有酸素運動と無酸素運動 １１　甲状腺ホルモン １２　環境ホルモン １３　男脳と女脳 １４　性感染症 １５　ストレス １６　精神分裂病者の犯罪 １７　植物状態と脳死状態

本文の内容一部

１　急性アルコール中毒による死亡 　アルコールの約20％が、ミクロソーム分画に存在するエタノール酸化酵素により分解され、アセトアルデヒドになる。このアセトアルデヒドは毒性の強い物質で、急性作用として、血管が拡張し（顔面紅潮）、血圧が低下し、動悸、頭痛などを起こす。さらに血圧が低下すると、心臓が空ポンプとなり、心不全で死亡することがある。 　またアルコールを大量に摂取した際、アルコール血中濃度が0.4％以上になると、延髄の呼吸中枢が麻酔され、呼吸麻痺で死に至る。 ２　記憶と学習 　効率よく記憶するためには、基本は覚えたいとの気持ちで繰り返すことが大事である。記憶入力のメカニズムを多く利用し、記憶した後良い睡眠をとる。情報量を簡略化する。記憶するものをよく理解し、身近な言葉に置き換える。集中できるように努力する。疲れたら休み、ストレスは解消しておく。 　能率よく学習するためには、目標を持つことが大切である。試験を目指す場合は、試験に合格するかどうかと考えるより、どうしたら試験に合格できるのかと考える。締め切り効果を利用し、当面の目標を定め、この1週間あるいは1ヶ月間の目標を持つ。修正方式の学習として、自分でテストすることも重要だ。人と討論して学習すると、複数の感覚器で記憶するため生きた学習ができる。効率よく記憶することすべてが、能率よく学習することの基本である ３　大脳前頭連合野 　大脳皮質には、運動、感覚、視覚、聴覚、言語などを司る中枢が一部に局在しているが、局在中枢のない大脳皮質の大きな領域は、連合野と呼ばれ高次脳機能をつかさどっている。前頭野の前部には大きな領域を占める前頭連合野がある。前頭連合野は、ヒトでは前大脳皮質の30％を占め、人間たる基礎を作る重要な中枢である。因みにチンパンジーでは17％、猫では3％しかない。

キーワード

健スポ, 舟橋, 中央大学, 記憶と学習, 大脳前頭連合野