ギャラリー内は可燃物ばかり。火気厳禁です。
雨と菊と線香とお寺と仏と六人展と。
その3の続きです。
今回の六人展、見るだけでなく触れて楽しむことも出来ます。
「触ってみよう」コーナーがありました。
黒住氏作。立方体から彫りこんでいるんだなぁ、と感心します。
生の仏像を手に取ったのは生まれて初めてです。
意外と軽く、ひょいっと持ち上がったのにびっくりです。
傷害事件を起こせるほどに重いと予想していました。
この重さなら水に浮きます。
振ってみても重くはなりません。でも振ってみたくなるのが人情です。ぶんぶん。
こんなに軽い木なのに、よくここまで細かく彫れたものです。
ぬーん。
台座の蓮、服のシワ、顔の造形まで隙がありません。
さすがにこれは水に沈みそうです。
作家さんがいなかったので写真掲載許可が降りなかった作品について
・粘土かと思ったら木彫りだった大黒天坐像(盛ってる質感が個性的。表面が柔らか的なので焼き物かと思ったほど。)
・天狐のお面(耳の血管に注目。樹状血管。歯の剥きだし。大人しくない。荒々しい演舞用?正面の顔がかっこよい)
・おちゃ、どっこいしょ、ほとけさん(一人三役。なに、この人。おちゃ、ほとけさんまでなら理解できる。でも、鉄まで扱うとか超反則)
・真言宗僧侶による紺紙金泥画(特技は読経だけじゃない。金色の仏様は宙に浮いてる。仏様は派手な色が似合う。象が一重瞼。なぜ)
<<まとめ>>
【六人展】
期間:11/11~11/18まで
時間:10時~18時(18日のみ16時まで)
場所:巣鴨・高岩寺(とげ抜き地蔵)
内容:若手仏師、絵師、神楽面作家、能面の面打ち師の展覧会
料金:無料
ポストカードは早い者勝ちです。
・フィギュアや造形に興味があるならぜひ行くべき。絵師も。
・小さな和のワンフェス。売買はないけど。
・造形師と会話が出来る貴重な機会プライスレス
・廉価版違う。この世でたったひとつオリジナル。
・聖お兄さんの砂絵と真言宗僧侶の泥絵は親戚関係にあるのだろうか?いや、ないだろう。
・うしとらが好きならぜひ。どっこいしょなんて滅多に見れない。
・立体は平面のさらに一次元上だと嫉妬。
・実は作家陣がすごく豪華。グーグルの変換候補に名前が出てくる。有名どころがびしばし。
・当ブログでは一部しか紹介してません。
・「仏教具なんて」と思わず、俗世気分全開で見学してもものごっつ楽しいです。
・己の知識・解釈を総動員して想像の翼を広げるといいと思います。
以上。
これを最後まで読んだ人には六人展@巣鴨が気になるようおまじないを掛けておきます。
*'``・* 。
| `*。 巣鴨の隠れた食事どころはゆたか食堂!
,。∩ * なんと、ランチが日替わり500円で食べられる。
+ (´・ω・`) *。+゜ なかなかの穴場だ。
`*。 ヽ、 つ *゜* 食べログにものってるからぜひチェックしてくれたまえ。
`・+。*・' ゜⊃ +゜ そーれ、六人展に行きたくなーれ。
☆ ∪~ 。*゜
`・+。*・
FIN