「愛する子供たちへ」-心の糧メッセージ

クリスチャンとして歩む未熟な父親が、自らの子供たちの幸福を願い、その信仰と霊性を養い育むべく記す「心の糧メッセージ」!

「日の栄光があり、月の栄光があり、星の栄光がある-復活と栄光の王国」

2014年06月28日 01時35分01秒 | 生ける預言者・使徒の教え
愛する子供たちへ

 今日は、1コリント15章38~44節の人の復活体および栄光の王国についてお話しします。

 パウロは、将来すべての人が復活することを教えました。その際、この地上での私たちの従順さに応じて私たちが得る肉体に栄光の差があることをはっきり教えました。次のように語っています。

「神はみこころのままに、これにからだを与え、その一つ一つの種にそれぞれのからだをお与えになる。すべての肉が、同じ肉なのではない。人の肉があり、獣の肉があり、鳥の肉があり、魚の肉がある。天に属するからだもあれば、地に属するからだもある。天に属するものの栄光は、地に属するものの栄光と違っている。日の栄光があり、月の栄光があり、星の栄光がある。また、この星とあの星との間に、栄光の差がある。死人の復活も、また同様である。朽ちるものでまかれ、朽ちないものによみがえり、卑しいものでまかれ、栄光あるものによみがえり、弱いものでまかれ、強いものによみがえり、肉のからだでまかれ、霊のからだによみがえるのである。」(1コリント15章38~44節)

 イエス・キリストの贖いを通して、すべての人が復活します。(アルマ11:42-45参照)復活後、わたしたちは裁きを受けるために主の前に立ちます。(黙示20:12;3ニーファイ27:14参照)そしてそれぞれに特定の栄光の王国に永遠の住まいが割り当てられます。主は次のように語ったときに、この原則について教えられたのです。「わたしの父の家には、すまいがたくさんある。」(ヨハネ14:2)

 すべての人は、いずれ死を迎え、次の世に旅立ちます。そして主の定められた時が来ると、この地上での福音への従順さに応じ、住まうべき場所として3つの栄光の王国に分けられます。日の栄えの王国、月の栄えの王国、星の栄えの王国です。どの栄光を受け継ぐかは、主の戒めにどれほど従順であったかが表れる、その人の改心の度合いによります。その人がどのように「イエスの証を受け入れ」たかにもよります。(教義と聖約76:51、79、101節も参照)

 私たちは、パウロが教えたように、文字通りそれぞれの栄光の復活体をもって墓からよみがえるのです。私たちが真に目指す「救い」とは、栄光の王国の中でも最も高い日の栄の王国における最高の位である「昇栄」すなわち神のごとき者となり神と共に住むことを意味する「永遠の生命」のことです。

 御父はイエス・キリストの再臨を直前に控えたこの万物更新の時代に、文字通り以下の預言を成就すべく預言者ジョセフ・スミスを召されました。御父と御子は、預言者ジョセフ・スミスを訪れ、イエス・キリストが2千年前に教えられた純粋な福音と主の教会を回復しました。預言者ジョセフ・スミスにもたらされた回復された福音により、まさにパウロが教えた死者の復活およびそのすべての人々が行くべき3つの栄光の王国に関する真理が明らかにされたのです。 

「わたしは、もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてきて、大声で言った、『神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝め。』」(黙示14:6~7)

「わたしはこの民に、再び驚くべきわざを行う、それは不思議な驚くべきわざである。」(イザヤ29:14 )

「それらの王たちの世に、天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく、その主権は他の民にわたされず、かえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです。」(ダニエル2章44節)

 福音の回復に関しての詳細は以下の記事を参考にして下さい。

1.「回復されたイエス・キリストの教会」
2.「初期のイエス・キリストの教会」
3.「神権と神権の鍵の回復-主の教会を導く神の権能」

 さて、預言者ジョセフ・スミスにもたらされた主のよりの啓示により、3つの王国が以下のようなものであることが明らかになりました。

<日の栄えの王国>

 日の栄えの王国は3つの栄光の王国の中で最高の王国です。この王国に属する人々は父なる神と御子イエス・キリストのもとで永遠に住むことができます。自分自身が日の栄えの栄光を受け継ぎ、ほかの人々も同様にこの偉大な祝福を受けられるようにすること、それがわたしたちの目標でなければなりません。このような目標は1回の努力で達成できるものではありません。生涯にわたって常に目的を持ち、義にかなった生活を送った結果として達成できるものなのです。

 日の栄えの王国は、「イエスの証を受け入れ」た人々、「〔御自分〕の血を流すことによってこの完全な贖罪を成し遂げられた、新しい聖約の仲保者イエスを通じて完全な者とされた」人々のために備えられたところです。(教義と聖約76:51、69)この賜物を受け継ぐためには、救いの儀式を受け、戒めを守り、罪を悔い改めなければなりません。日の栄えを受け継ぐ人々に関する詳しい説明については、教義と聖約76:50-70、92-96を参照してください。

 1836年1月、預言者ジョセフ・スミスは、日の栄えの栄光を受け継ぐための必要条件に関して理解を深める啓示を受けました。天がジョセフに開かれ、ジョセフは日の栄えの王国を見ました。兄アルビンがバプテスマの儀式を受ける前に亡くなったにもかかわらず、日の栄えの王国にいるのを目にしたときには、ジョセフは驚きました。(教義と聖約137:1-6参照)そのとき、主の声が預言者ジョセフに聞こえました。

「この福音を知らずに死んだ者で、もしとどまることを許されていたらそれを受け入れたであろう者は皆、神の日の栄えの王国を受け継ぐ者となる。これから後、この福音を知らずに死ぬ者で、真心からそれを受け入れたであろう者も皆、その王国を受け継ぐ者となる。主なるわたしは、すべての人をその行いに応じて、またその心の望みに応じて裁くからである。」(教義と聖約137:7-9)

 この啓示に説明を加え、預言者ジョセフは次のように語っています。「わたしはまた、責任を負う年齢に達する前に死ぬ子供たちが皆、天の日の栄えの王国に救われるのを見た。」(教義と聖約137:10)

 預言者ジョセフに与えられた別の啓示から、日の栄えの王国の中にも3つの階級があることを知らされています。最高の階級に昇栄し、永遠に家族関係を続けるためには、「結婚の新しくかつ永遠の聖約」に入り、その聖約を守らなければなりません。言い換えれば、神殿結婚は日の栄えの最高の階級を得るための必要条件なのです。(教義と聖約131:1-4参照)結婚の新しくかつ永遠の聖約に入るふさわしさを備えた人ならばだれでも、現世であれ、来世であれ、その機会にあずかることができます。

<月の栄えの王国>

 月の栄えの栄光を受け継ぐ人々は「御子の臨在は受け〔ます〕が、御父の完全は受け〔ません。〕それゆえ、彼らは日の栄えの体ではなく、月の栄えの体であって、月が太陽と違っているように栄光において違ってい〔ます。〕」(教義と聖約76:77-78)一般的な言い方をすれば、月の栄えの王国に住む人々は「人間の悪巧みによって目をくらまされた」人ではあっても尊敬すべき人々です。(教義と聖約76:75)

 このグループの中には「イエスの証に雄々しくな〔かった〕」教会員も含まれます。(教義と聖約76:79)また、この地上で福音を受け入れる機会がありながらも拒絶し、現世の生涯を終えた後に霊界で受け入れた人々も含まれます。(教義と聖約76:73-74参照)月の栄えの栄光を受け継ぐ人々についてもっと知りたければ、教義と聖約76:71-80、91、97を参照してください。

<星の栄えの王国>

 星の栄えの栄光は「キリストの福音を受け入れず、イエスの証も受け入れなかった」人々のために用意された場所です。(教義と聖約76:82)これらの人々は時として地獄と呼ばれる霊の獄から贖われた後に自分たちの栄光を受けます。(教義と聖約76:84、106参照)

 星の栄えの栄光を受け継ぐ人々に関する詳しい説明は、教義と聖約76:81-90、98-106、109-112に記されています。

<滅 び>

 どの栄光の王国に住むにもふさわしくない人々がいます。「滅びの子」と呼ばれ、「栄光の王国ではない王国を受けなければならない」人々です。(教義と聖約76:32;88:24)これは「〔神〕の力を知り、それにあずかる者とされながら、自らを悪魔の力に打ち負かされるに任せ、また真理を否定し、〔神〕の力に反抗するに自らを任せたすべての者」の置かれる境遇です。(教義と聖約76:31。30、32-49節も参照)


 この地上に住むすべての人は、神から深く愛されている大切な神の息子・娘です。神はすべての息子娘が永遠の完全な幸福を得てほしいと切に望んでおられます。それ故にこの末日の世に黙示者ヨハネに示された永遠の完全な福音と神権をこの地上に回復されました。(黙示14:6~7)すでに亡くなられた先祖の方々も含め、主を受け入れて、その教えに忠実歩むすべての神の息子・娘たちが神のみ元へ戻ることができるよう、必要な完全な真理を私たちに知らせるためです。

 天の御父は、すべての息子・娘たちが、単なる救いではなく、日の栄の王国の最高の位である昇栄すなわち永遠の生命という至高の祝福を得てほしいと切に願っておられるのです。

 お父さんはすべての人々がこの回復されたイエス・キリストの完全な福音を知り、その真理に基づいた教えに従って日の栄の王国の最高の位を得て、永遠の幸いを得てほしいと心から切に願っています。(おやじより)

 以下のサイトで、回復されたイエス・キリストの教会について知ることができます。以下の画像もしくはテキストをクリックして下さい。

<その他の参照聖句>

・1コリント15:40-42
・教義と聖約88:20-39;130:18-19
・参照記事:
 「救いとは? 昇栄(永遠の生命)とは? 昇栄を得るには?」

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