『小説 言の葉の庭』 新海誠 角川文庫
また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら―。雨の朝、静かな庭で2人は出会った。靴職人を志す高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野。迷いながらも前に進もうとする2人は、どこへ足を踏み出すのか。劇場アニメーション『言の葉の庭』を、新海誠監督みずから小説化。
章の最後に万葉集などからとった和歌があり、孝雄と雪野の二人の心情を映し出している。私にしたら、すごく好きな構成のはず。でも、なんかなあ、あまり好きではない・・・。細くて胸が大きくて、濡れた瞳って。映像だと違和感なくスッと入れたのかもしれないが、文で読むと「いやいやいや」と思ってしまう。具体的に書いてしまうと「そんな女の子、そこらへんにおれへんわ」と思ってしまう。途中まで雪野さんってどんなかんじかと想像してワクワクするような感じで読んでいたが、雪野の正体が明かされる中盤あたりから、私は冷めてしまった。雨の感じとか、藤の花とか好きな所はあるのだが。
ちなみに「君の名は。」に出てくる国語の先生は、この雪野さん。
また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら―。雨の朝、静かな庭で2人は出会った。靴職人を志す高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野。迷いながらも前に進もうとする2人は、どこへ足を踏み出すのか。劇場アニメーション『言の葉の庭』を、新海誠監督みずから小説化。
章の最後に万葉集などからとった和歌があり、孝雄と雪野の二人の心情を映し出している。私にしたら、すごく好きな構成のはず。でも、なんかなあ、あまり好きではない・・・。細くて胸が大きくて、濡れた瞳って。映像だと違和感なくスッと入れたのかもしれないが、文で読むと「いやいやいや」と思ってしまう。具体的に書いてしまうと「そんな女の子、そこらへんにおれへんわ」と思ってしまう。途中まで雪野さんってどんなかんじかと想像してワクワクするような感じで読んでいたが、雪野の正体が明かされる中盤あたりから、私は冷めてしまった。雨の感じとか、藤の花とか好きな所はあるのだが。
ちなみに「君の名は。」に出てくる国語の先生は、この雪野さん。