ささやかな幸せ

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「猫まみれ展」「小磯良平作品選Ⅳ」

2016-03-13 22:17:30 | 美術鑑賞
「招き猫亭コレクション 猫まみれ展」 2016年1月22日~3月27日 神戸ゆかりの美術館
 猫がいっぱい。思っていたよりいっぱい。錦絵から、レオナール・フジタ、竹久夢二、フジコ・ヘミング、横尾忠則といろいろな人の描く猫がいっぱい。かわいいのやら、ユーモラスなものから、不気味なものまで、とにかく猫がいっぱい。

●見立東海道五拾三次 岡部 猫石の由来(歌川国芳)  画面いっぱいに化け猫。行燈にも猫の影。手拭いを頭に踊る猫がかわいらしい。
●猫の百面相(歌川国芳)  猫の耳の血管まで描かれており、リアル。猫はこんな表情をするのかな?
●名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣(歌川広重)  構図がおもしろい。外を眺める猫を見て、こういう猫っているよねと思う。
●流行温泉の圖(歌川国利)  着物を脱いで温泉に入る猫が変な感じ。普段は、猫って着物を着ていないから・・・。
●伊万里国芳猫文様豆皿  水の中で泡を吐く猫と日本髪の人魚が描かれた豆皿がおもしろい。猫って水に潜れるの??
●猫二十態より(レオナール・フジタ)  かわいい。
●ジャパニーズ・ボブテイル(高橋弘明)  この猫ちゃんが一番好き。
●猫(杉山寧)  正しい猫の姿だと思う。
●黒猫(斎藤清)  スタイリッシュな猫。
 『ヨイ豊』を読んだばかりなので、豊国や二代目国貞、豊原国周、国芳の錦絵を見ることができて、うれしかった。現代の猫は毛並み重視だが、錦絵の猫は線で描くからか、ひげ重視?目の上のひげがやたらと目立つ。

「小磯良平作品選Ⅳ-油彩-」 2016年2月9日~4月3日 神戸市立小磯記念美術館
 移築した作家のアトリエの窓が高いのが印象的だった。光あふれる明るいアトリエだったのだろうなあ。パレットには、絵の具が山盛り。どうやって描いたのかと思うほど絵の具がモリモリ。椅子は木製のイメージがあったが、キャスター付きの事務用のイスで実用重視だったのだろうと思った。
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