ささやかな幸せ

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松林図屏風のすばらしさがやっとわかった「国宝」Ⅲ期

2017-11-09 23:22:04 | 美術鑑賞
 お友達と国宝展へ行く。河原町から散策しながら京都博物館へ。

円山公園 ぼちぼち紅葉


八坂の塔


青龍苑のお庭 きれいです


松栄堂さんで買ったお香 お香(ときの香)を買ったら、お香が折れないようにと かわいい外筒がついてきた。「ときの香」は、松栄堂産寧坂店のみの取り扱いらしい。ミニお香10本と簡易香立て

「特別展覧会 国宝」 Ⅲ期 10月31日-11月12日 京都国立博物館

桜図壁貼付(長谷川久蔵・智積院) 桜の花が胡粉で盛り上がっている。華やか。久蔵が長生きしていれば、他にもすばらしい作品を残していたのではと思うと残念。

●両界曼荼羅図(教王護国寺) 教科書で見たことがあるはず。胎蔵界の仏様が一体一体違うのがすごい。
●伝平重盛像・伝源頼朝像・伝藤原光能像(神護寺) 黒一色に見える着物もよく見ると模様が。簡素な着物のフォルムと違って、お顔は髪の生え際、目の中などとても細かい。肖像画は三幅とも一見似たような感じだが、上品な中に それぞれ人物の個性が感じられる。
●花鳥図襖(狩野永徳・聚光院) 墨一色で描かれているにもかかわらず、華やかさを感じる
●松林図屏風(長谷川等伯・智積院) 実は2010年の長谷川等伯展に続いて、見るのは二回目。初めて見た時には、ぼや~としていて、そんなにいいとは思わなかった。「これが国宝???」と思った理由が、今回、わかった。近づき過ぎて見ていたからだったのだ。離れて見ると、霧の中に浮かび上がる松林の幽玄さがわかる。ぜひ、離れて見て、松林図屏風のよさを感じてほしい!
●雪松図屏風(円山応挙・三井記念美術館) 雪が日を浴びて白く輝く様子や寒さを感じる。雪松図屏風も離れて見るべし。
●油滴天目(大阪市立東洋陶磁美術館) 東洋陶磁美術館で何回か見ているが、今回初めて心から美しいと感じた。いつも油滴を黄色いぽく感じていたが、今回はライトを工夫しているのか(Ⅱ期の曜変天目を見た時も感じた)、きれいな青に見えた。吸い込まれそうになるほど美しい。
●宝相華蒔絵経箱(延暦寺) 細かい文様が美しい
●琉球国王尚家関係資料・黒漆雲龍螺鈿東道盆(那覇市歴史博物館) これもライトの加減だろうか、螺鈿が青く輝いて美しいの一言。
●金印 小さい!金色に輝いている。教科書でおなじみの金印を見ることができてうれしい。

 私のおススメコース。平日閉館2時間前に入館。3階は混んでいるので、2階から見る。1階は閉館間際になると混むので、最初にじっくり見ておく。閉館30分前位に金印を最前列で見る列に並ぶ。平日でも最前列で金印を見る列は30分待ち位だが、閉館30分前だと10分も待たずに見ることができる。金印を見てから、人が少なくなった1階をゆっくり見る。そして、2階に下りて松林図屏風や雪松図屏風、桜図壁貼付などを離れて見る。閉館間際は人が少ないので離れて見ることが可能になる。人が多いと離れて見たくても、人の頭越しに見ることになるので。

 今回も国宝を堪能した。また、よく歩いたので、少しは痩せたかな?
コメント
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