ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「熊谷守一」

2017-04-15 20:59:37 | 美術鑑賞
 昨日の「さんまのお笑い向上委員会」
 村上くんが、番組を勉強のために見学に来ていたそうだ。皆さんは、お笑いを勉強にしに来たと思っていたようだが、私はさんまさんのMCを学びに来ていたと思う。きっと、さんまさんの芸人さんの回し方を学習したに違いない。
 それにしても、丸ちゃん。振られても断らずに果敢に挑戦していく心。そして、お題に即座に反応していく瞬発力。すばらしいの一言。日本人は「自由にしていい」と言われると、どうしていいのかわからず途方にくれる人が多いとか。丸ちゃんは、自由にしていいと言われると、のびのびといろんなことを編みだしていくタイプだろうな。すごいよ、丸ちゃん。

「没後40年 熊谷守一 お前百まで わしゃいつまでも」 2017年3月11日~5月7日 香雪美術館

猫 スケッチでは、始め猫が2匹だった

 熊谷守一と言えば私の大好きな絵本『二ほんのかきのき』(福音館書店)。これは、見なくてはと勇んで行く。しかし、なんか画風が違うような・・・。そうなのだ。『二ほんのかきのき』の作者は、熊谷一。熊谷一ではなかった。でも、「熊谷守一」よかった。書もあり、下手うま?な所が味があってよかった。
●御嶽 木曽御嶽という作品と色違いだが、私はこちらのほうが色が好き。簡素な表現がおもしろい。
●石亀 亀がかわいい。温かみのある色がいい。私の一番好きな作品。
●雨滴 簡素な表現がユニーク。白いのは水の跳ね返りかと思ったら、下絵によると光らしい。
●岩間の富士 離れて見ると迫力がある
●土饅頭 樺太で見た鯨の骨(墓標)とお供えの花がモチーフ。私には、鯨の骨とお供えの花が背中合わせで祈っている人二人に見えた
●朝のはぢまり 障子の隙間から漏れ見える朝の光を表しているらしい。画面中央ではなく円が右上に片寄っているのは、朝日が昇るさまを表しているとか。同心円を塗るのに普通は円に沿って丸を描くように塗ると思うが、守一は円の中を平行に塗っている。
●安南茶碗 銘「入船」 箱書きが守一。「入船や ぷくぷく福と 泡立てゝ」という句がいい。学芸員さんによると「ぷくぷく福」と3回あるのは、茶碗の気泡のふくらみが3つあることではないかと言っていた。

香雪美術館のお庭

しだれ桜


お庭の緑がきれい


赤と白が一本の木に


桜と思ったら桃の花。赤と白なので源平しだれ桃だとか。奥の白い花は残雪しだれ桃。


残雪しだれ桃 白い花を残雪に例えるのが素敵
コメント
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