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『To Heart2』  感想

2007-12-22 23:07:11 | ギャルゲー感想@えむあい
『To Heart2』 (AQUAPLUS)
うん、一応プレイしたんだこれも。
2004年発売なのに、未だに凄まじい人気を誇ります。
来年にまた18禁のファンディスクが出るらしいし。
萌え系のタイトルとしては、現在最強なんじゃないでしょうか。


・シナリオ 40~50点
別に。
老舗Leafのブランドだけあって「描き慣れている」感はありますが、だからどうっていう…。
笑いも感動もなく、ただほのぼのと萌えシチュのみで構成されています。
それが悪いわけじゃありませんが、記憶に残らない。
特筆すべき点としては、SF要素。
なんだか時々4次元的なストーリー展開をするんですよ。「多角的に判断してネ!」みたいな。
宇宙人(?)が出てきたり、アンドロイド(?)が出てきたり、タイムスリップ(?)したり。
偏屈で申し訳ないけど、そういうのってちゃんと練って説明してくれないと納得できない。
ビジュアルだとタマ姉に萌えだったんですが、シナリオがヘタレだったのでいまいち。
このみも以下同文。
いいんちょシナリオが一番よかったなあ。早口言葉に萌え殺されたのは私だけではあるまい。
あーあと、姫百合姉妹の百合っぷりも萌えです。日常的にちゅーしてるあたりが。


・グラフィック 80~90点
そら、ここが点数低かったらどーしよーもないべ、この作品。
みつみ美里氏、なかむらたけし氏、甘露樹氏、カワタヒサシ氏。
前3人はもう、ピンでもがっちり美少女オタの心を掴める超人気イラストレーターです。
みつみ氏なんて、女性の方でも名前を知ってますしね。
カワタヒサシ氏は…画力は問題ないんですが、顔がそれほど好かれる顔じゃないですよね。

一枚絵が非常に多く、サービス精神旺盛。その割りに使い回しが気になったかな。
立ち絵はもうちょい欲しかったところですが、まあ文句のないレベル。
甘露樹氏の画力の低さが気になって、
いいんちょシナリオに入り込めないところがあったので、ちょっと減点。
原画だけでなく、塗りも丁寧かつ流行りのテイスト。
うん、まとめると「いま流行りの絵」ですね。


・システム 25~35点
『Fate』もそうですが、ウィンドウがなくて画面いっぱいにテキストが表示される形式。
えーと…嫌いなんだよねこれ。
こっちの方が好きっていう方もいると思うんですが、私は苦手です。
キャラが喋ってるのにその顔が文字で隠れてるの、どうかと思いますよ。
『Fate』はバトルシーンの離れた視点からの一枚絵が多いので、
それには適してるんですが、これ関係ないし。

そしてギャルゲには当然ついてくるCG鑑賞・BGM鑑賞。
BGM鑑賞、ありません。
まあ、散々色んな方のレビューで言われてることですけども。

更にはCG鑑賞、未だかつてなく見づらいです。
これ…なに順に並んでるの? なんでヒロインごとにまとめないの?
サムネイルないし、一枚一枚めくってかなきゃならないし、差分なのに離れたところにあるし。
穿ちすぎた見方かもしれませんが、こうも見づらいと、
「画集買えよ」って言われてるように感じます。


・音声 70~80点
豪華な声優さんばかり、キャスティングも一部を除いてばっちりです。
下手ってわけじゃないけど、女子高生であの声はちょっと。
その他はみんな可愛い声で、キャラにも合ってますし、文句なしです。
こりゃーキャラオタつくよ。

音楽も飛びぬけてはいませんが、
柔らかくて優しい、かわいい雰囲気をよく表現してると思います。
まあ、プレイしないと聞けないけどね。


総評
流行の原画家、流行のキャラ、流行の要素をばっちり盛り込んだ渾身の萌えゲー。
単に「狙った」だけではなく、
テンプレ以外の新しい萌えキャラを作ろうという意識も感じられます。
絵はもちろんきれいで見ていて楽しいですし、CVも最高水準。人気が出て当然です。
妹系のこのみ、姉系のタマ姉、小動物系のいいんちょ、
この3強が崩れることはまずないでしょう。
ただ、やはり私としては、クセがなさすぎて物足りなかったのでした。
心に残るシーンが一つもないしね。

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