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ことばを磨く−石井桃子さんの訃報に思う−

2008-04-03 19:01:17 | 徒然
今日の新聞各紙に、石井桃子さんの訃報が掲載されている。
石井桃子さんと言って、すぐに分かる方もいれば、「誰?」状態の方もいるだろう。
私にとっては、とても大切な思い出となっている人物なのだ。
と言うのも子供の頃、石井さんが翻訳された本との出会いが、本好きになるキッカケとなったからだ。

石井さんと初めてであった絵本は、「ちいさなおうち」と言う絵本だったと思う。
初めて買ってもらった絵本は「どろんこハリー」だったのだが、この「ちいさなおうち」も大好きな絵本で、何度も繰り返し読んだ記憶がある。
そしてもう一つ、大好きなのに買ってもれえず悲しい思いをした絵本も、石井桃子さんが翻訳された本だった。
それが「ちいさなうさこちゃん」で、現在は「ミッフィー」の名前で親しまれている絵本シリーズ。

年齢が上がるにつれ、読んでいく本も変わっていくのだが、私の側にはいつも本があり、その当時読んだ本の影響は、とても大きいように感じている。
それを感じるのは、このように文章を書き綴っている時だ。
児童文学というのは、対象がこどもと言うこともあり、センテンスが短い。
それだけではなく、その短いセンテンスで、物語の状況、主人公たちの心や気持ちを的確に表現しなくてはならない。
もちろん、子供たちを飽きさせないようなストーリーの展開も必要だ。
その意味で、子供の頃に読んだ本には磨かれたことばがいっぱいあったように思う。

大分前から「本を読まなくなった」と、言われるようになった。
勉強だけが優先させる傾向が強い昨今だが、遊びの中で絵本や遊びの中の自然観察などのほうが、遥かに大人になってからプラスとなることが多い様に感じる。

この春、お天気の良いときには(宴会ではない)自然観察を楽しみ、春時雨の日にはゆっくりと児童文学を読み返してみてはどうだろう。
何か発見することが、あるように思うのだ。



ジャンル:
文化
キーワード
ミッフィー うさこちゃん どろんこハリー
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