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障害者用と健常者−東横インに観るユニバーサル発想−

2006-01-28 22:20:54 | マーケティング
昨日明らかになった「東横イン」の、検査後違法改装事件。
記者会見をした、社長さんは「見つかったら見つかった時」と、開き直りなのか?罪の意識が無いのか?堂々と記者会見をしていた。
と同時に、「障害者用の部屋は、利用効率が悪く儲けにならない」と話していた。
ここにも「自己利益追求」の経営者がいたのだ。
しかし、本当に「障害者用の部屋」は、利用効率が悪いのだろうか?

昨年11月に足を骨折し、2週間の松葉杖生活を余儀なくされた。
そのことは、このブログでも幾度か書かせて頂いた。
そこで気が付いたことは、「障害者が使い易いモノ・コトは、健常者にとっても使い易い」ということ。
実際、街中をよく観察すると私のように怪我をして、松葉杖のお世話になっている人が、普通に生活するために苦労をしていることに、気が付いた。
怪我であれば、1、2ヶ月もすればごく普通の生活に戻ることができる。
いわば「臨時障害者」のようなものなのだ。
その間、ビジネスホテルを利用しないとも限らない。
そのような、発想が東横インには無かったのだろう。

確かに、「障害者用」となると部屋のスペースなど、広く取る必要があるだろう。
障害者用の誘導ブロックなどは、見た目に「きれいではない」かも知れない。
だからこそ「ユニバーサルデザイン」という、発想が必要となっているのではないのだろうか?
それ以前に、予定していた「駐車場を作り変えていた」というのだから、障害者用の駐車スペース云々だけではないとは思うのだが。

だいぶ前、スウェーデンの「ユニバーサルデザイン」について、話を聞くことがあった。
この時、印象深かったのは「障害者だから」という特別な見方をしていない。ということだった。
実際、障害を持っている人たちが使い易いモノ・コトは、健常者にとっても使い易いし、障害者を特別な存在にすることが、社会的損失であると考える。という。
これは、高齢化社会になる将来像とも合致する。

「健常者」といえば、五体満足の人を思い浮かべる。
ところが、高齢=老齢となれば、体のどこかに不自由が起きる。
それは、歩く・座る・食べるといった、単純な日常的な行為であってもだ。
反面、今よりもアクティブに活動したいと思う老齢世代が増える。
そのような人たちが、ビジネスホテルを利用しないとは限らない。
健常者は、将来身体的ハンディを持つ人たちでもある、と考えられるのだ。

「障害者」は、特別な施設を必要としている人ではなく、「より良い生活環境を必要としている人たち」だ、という視点が求められているのではないだろうか?
ジャンル:
社会
キーワード
ビジネスホテル ユニバーサルデザイン 高齢化社会 スウェーデン 誘導ブロック
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