日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ロックミュージックの高齢化?

2017-06-13 21:48:14 | マーケティング

ウォールストリートジャーナルに、らしからぬ記事があった。
ウォールストリートジャーナル:ロックの神々の黄昏、その先にあるものは

サブタイトルにあるように、ここ1,2年ロック界の大物ミュージシャンが相次いで亡くなっている。
10代の頃から亡くなられたミュージシャン達の音楽を聴いて青春時代を過ごしてきた私としては、残念な思いと時代の移り変わりというモノを感じている。
そして気が付いたのだが、10代の頃からあれほど好きだった洋楽を、今ではほとんど聴かなくなっているのだ。
FM番組を聞いて過ごすことが多いのに、FM番組から流れる音楽はいわゆるJ-POPがほとんど。
時折流れる洋楽は、今というよりも私の青春時代の音楽だ。
テーラー・スィフトやブルーノマーズなども流れるのだが、「あ~ヒットした曲?」という程度の印象になってしまっている。

米国最大で最高の音楽賞であるグラミー賞でも、受賞楽曲はもちろん新人賞の受賞アーティストも、聴いたコトがあるよな~?程度の印象になってしまっている。
日本での洋楽市場そのものは、もっと急速に縮小している気がしている。
実際CDショップに行っても、目に入るPop広告は、J-POPばかりだ。
先日来日したポールマッカートニーのように、チケットが最高10万円、一番安いチケットでも4万円となると、コンサートに行ける人達は、限られてしまう。
記事にあるように、今やアメリカだけではなく日本でも大物ロックミュージシャンのコンサートに行けるのは、それなりの社会的ステータスと経済力のある人達のモノになってしまったのだ。

そう考えると、ロックという音楽の始まりが「若者の反骨的表現」と言われていたはずが、今ではある一定年齢以上の社会的ステータスと経済力のある人達の音楽になってしまい、市場そのものが高齢化、縮小化しているのかもしれない。
記事中にある通り、ベビーブーマーと呼ばれる世代(=日本での団塊の世代)そのものは、人口構成ではボリュームが大きいため、ある一定の市場の確保はできる。
しかし、発展していかない市場でもある。

ただこのような「高齢化による市場の縮小」というのは、ロックという音楽に限ったコトではない。
ご存じの通り、日本では急速な高齢者社会になりつつある。
そのためのサービスや商品が、次々に登場し新しい市場を創ってきている。
しかし、その「高齢者社会」そのものが、永遠に続くわけではない。
次に考えられるのは、市場全体が小さくなった社会だ。
今現在元気な高齢者でも、10年~20年すればその数は相当減るはずだ。
団塊の世代の数が減るのは、目に見えている。
新陳代謝を繰り返しながら、若い世代が共感できる市場を常に考える時代が、すぐそこにあるのかもしれない。

『社会』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 産廃処理の大変さと難しさ | トップ | Googleはライバルか?自動車... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。