日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

Googleはライバルか?自動車メーカーの未来

2017-06-14 17:35:25 | ビジネス

今日、トヨタ自動車の株主総会が開かれたようだ。
その中で、豊田章男社長が「グーグルなどがライバル」という趣旨の話をした、と朝日新聞のWEBサイトに掲載されていた。
朝日新聞:トヨタ社長「競争相手変わる」グーグルなどライバルに

ご存じのように、グーグルは自動運転の自動車開発に力を入れている。
米国では、既に公道を走しる自走実験などを行っている。
しかし、事故も起きている。
産経ニュース:自動運転の夢遠のくグーグル過失事故 人間、AI・・・責任は誰?
リンクをした記事は1年余り前の記事なので、グーグルもより精度の高い自動運転に向け、開発を進めているとは思うのだが、本当にグーグルが今の自動車メーカーのライバルとなるのだろうか?

今年2月、あるビジネス雑誌に日産のゴーン社長のインタビューが掲載されていた。
その中で、ゴーン社長は「グーグルなどの参入は、歓迎。ライバルではなくパートナーとなりうる」という趣旨の話をしていた。
同じ日本を代表する自動車メーカーの社長という立場でありながら、随分違う考えを持っている。
ゴーン社長の発言の背景には、「自動運転に必要なこと」や「運転をしたい!という人の気持ち」を創り出すことができるのは自動車メーカーが優位である、という考えを持っているからだろう。

グーグルの自動運転自動車というのは、様々な理由で運転をするコトが困難な人たちに「クルマに乗る楽しみ」を与えてくれる可能性は高い。
そこまでグーグルが真剣に考えた「クルマつくり」をしているのか?という点は、別だ。
ただ「不可能であったコトが実現できる」という、期待はあるだろう。

「自動運転」にとって、一番重要なことについて拙ブログでは「止まるコト」ではないか?という指摘を、過去何度かしてきた。
そして「止まる技術」において、優位にあるのはおそらく日本の自動車メーカーなのでは?と、感じている。
グーグルが現在「自動運転」に力を入れる理由の一つは、グーグルマップなどの活用ということがあるのではないだろうか?
グーグルが持っている既存データの活用ということだ。
他にもアルゴリズムの活用やAI技術の進歩によって、自動車メーカーではなし得なかった「(完全)自動運転自動車」を目指しているとは思う。

思うのだが、上述したゴーン社長の「運転をしたい!という人の気持ち」、「運転の楽しさ」を一番知っているのは、既存の自動車メーカーだろう。
とすれば、オールジャパン(という表現は、好きではないが)で地図会社やナビゲーションシステムの企業といった異業種と共同で「自動運転自動車」を創るという発想が必要のような気がする。

確かにグーグルの自動運転自動車は、一見既存の自動車メーカーのライバルのようにも見える。
しかし、グーグルの技術だけでは、「完全自動運転自動車を創り出す」というハードルはまだまだ高いように思う。
もしグーグルがライバルとなるとすれば、テスラモーターズと共同開発を始めた時ではないだろうか?

ジャンル:
経済
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ロックミュージックの高齢化? | トップ | 「共謀罪」採決と「加計学園... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ビジネス」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。