日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

認知度と購入経験は、別のモノ

2017-05-05 19:26:30 | マーケティング

GW後半戦。
既に高速道路などでは、帰省ラッシュが始まっているようだ。
GWだけに限ったことではないが、旅行などで出かけたりすると、決まって買って帰る物がある。
「お土産」だ。

お土産を購入するときの基準(と言っては大袈裟かもしれないが)は、何だろうか?
「ご当地物で誰でも知っていて、軽くて数がある程度あるもの」というのが、おそらく多くの方の「お土産購入基準」なのではないだろうか?
今日の毎日新聞のWEBサイトに、そんな「お土産」についての「認知度と購入経験」についての調査が掲載されていた。
毎日新聞:土産 購入経験1位「白い恋人」 認知高い「うなぎパイ」

「白い恋人」と言えば、北海道土産の定番中の定番だろう。
上述した「ご当地物で、軽く数がある」という、お土産の購入基準を全てクリアしている。
それに対して、認知はされているのに実際の購入経験が少ないのが「うなぎパイ」だ。
ご存じの通り「うなぎパイ」は、浜松土産の定番だ。

このリサーチ結果から「認知度と購入経験が一致しない」ということに、引っ掛かりを感じたのだ。
「白い恋人」のように、「認知度と共に購入経験が高い」というのは「お土産の定番」ということが、全国的に定着しているからだろう。
一方認知はされているのに購入経験が少ない「うなぎパイ」は、浜松が「観光都市ではない」ということに関係があるのでは?という気がしているからだ。

「白い恋人=北海道土産」と考えると、北海道へ観光などで訪れた人たちが、千歳空港などで購入しやすい状況があるはずだ。
一方、「うなぎパイ」の浜松は、東京と大阪の中間地点にある、工業を中心に発展してきた都市だ。
観光と言っても、舘山寺温泉くらいで、全国から観光客が訪れるという条件は、ほぼない。
強いて上げるなら「今年のNHKの大河ドラマの舞台となっている」という程度で、北海道のような観光資源となるようなモノがない。
当然のことながら、購入対象者は「ビジネスで浜松を訪れた人」が中心になる。
もう少し販売地域を広げ、名古屋駅まで拡げたとしても、名古屋も浜松同様に、観光で訪れる人よりもビジネスで訪れる人のほうが多いだろう。

そう考えると、お土産の認知度は「話題性」や「定番化」によって高くなるが、購入体験は「観光資源の有無」によって高くなる、ということが考えられそうだ。

ジャンル:
経済
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