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今日あった事、感じた事を自分の言葉で自然体で

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『 スタンドアップ 』

2006-01-27 23:04:16 | entertainment
ただ黙って、このまま耐え続ける?

味方なんていない。

それでも、彼女は立ち上がった。

執拗な嫌がらせから逃げることをやめ、
人としての誇り、家族の絆のために立ち上がる勇気。
それは、集団の中での孤立。
それでも、諦めなかった彼女。
本当の勇気と家族の絆に感動の『スタンドアップ』鑑賞。

全米初のセクハラ訴訟に勝った女性の実話ベースのこの話は・・・
暴力夫と別れ、やり直そうと2人の子供を連れて故郷に戻る
シャーリーズ・セロン演じるジョージー。
アメリカ北部にある閉鎖的な田舎町では、10代で子供を産み、
また父の違う子供を連れて帰ったシングルマザーに向けられるのは
軽蔑や嘲笑や冷たい視線。

さらには、娘を信用しない父親。
(帰郷して第一声「どうせお前の浮気が原因で殴られたんだろ」
 には、ムカッ。この親父サイアクと思った。)

この故郷で、彼女は自立して2人の子供を養うため、父と同じ鉱山で
働くことを選んだ。収入がよいからだ。
(もちろん父は反対、関係はさらに悪化)
鉱山での仕事はキツい。でも、それ以上に酷かったのが、男の職場に
入ってきた女性に対する悪質な(ほとんど虐待というか犯罪の域?)
嫌がらせと、屈辱。

さらには心ない中傷から子供までがイジメに。ホッケーの試合でパスを
もらえない。親に言われたと言う。そして、息子との絆にもヒビが・・・。

ごく僅かしかいない職場の女性は、嫌がらせがこれ以上エスカレートするのに
怯え、何より職を失うことを恐れ、味方してくれない。
だけど彼女たちもそれぞれそこで働き続けなければならない何かを抱えていた。
(チャラチャラ見えた若い女性も、体の弱い母を支えて暮らしていたり)


そんな状況で・・・

波風を立てないよう、ただ黙ってこのまま耐え続ける?

でも、それじゃあ現状はちっとも変わらない。

分かってくれる味方なんていない。

それでも、彼女は立ち上がった。


個々では、家族を支え、よき父、よき夫であろう鉱山で働く男たち。
なのに、どうして人間って弱いんだろう。
集団になると、大勢(=強者)が少数(=弱者)を不当にいじめる。
その中には悪いと分かっていても、何も出来ない人もいる。
そういえば、劇中で「群れれば生き残れるが、孤立したら餌食になる」
みたいな台詞あったような。

労働組合の集会での演説のシーンは、父親の言葉に号泣だった。
親の子供への愛はスゴイ。はじめてちゃんと見てくれて、わかってくれた
父親に涙が止まらない自分。
それは、ジョージーが2人の子供をおもうのと同じように。
10代でシングルマザーとなった彼女の悲しい過去も、子供への愛は
なにより強かった。

親友のグローリーを演じたフランシス・マクドーマンドや、その夫役の
ショーン・ビーンも素晴らしく、ジョージーの息子との対話は特に好き


みんなに観て欲しい映画だった。
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ヘーゼルナッツ)
2006-02-01 22:36:42
TBありがとうございます。

父親の演説のシーンが好きです。

母親の家出で考え直したんですね。母強し。

TBいただきますね!
TBありがとうございました (まこ)
2006-02-02 00:51:16
ショーン・ビーンがわたしも良かったと思いました。

あんな優しいダンナさんがいてくれたら…。

今日観ました「フライトプラン」でのショーンも良かったですよ。
ヘーゼルナッツさん (happy-clover)
2006-02-02 09:59:53
TB返し、ありがとうございます。

本当に父親の演説のシーン、よかったです。

ジョージー母の愛も、今まで夫に逆らうことなく

暮らしてきた彼女にとっては“スタンドアップ”

ですよね。
まこさん (happy-clover)
2006-02-02 10:04:23
TB返し、ありがとうございます。

「フライトプラン」もうご覧になりましたか?

迷って「オリバーツイスト」を先に観てしまいました。

じゃあ、フライトプランのショーン、お楽しみっ♪

「アイランド」での彼もハマっていて好きです。

TBさせていただきます (Sis.C)
2006-02-06 01:40:53
おじゃまします。TBさせていただきました。何度も涙してしまいました。私もジョージィが息子と真っ直ぐに対話するシーンがとても胸に来ました。いい映画でしたね。
Sis.Cさん (happy-clover)
2006-02-07 09:36:37
こんにちは☆いらっしゃいませ。

TBありがとうございます。



>何度も涙してしまいました

私もです。最初は悔しくて・・・最後は感動で号泣でした

Sis.Cさんの仰るとおり、彼女は自分で選択して歩んできたからこそ、応援せずにはいられなくなりますね。



TBありがとうございました (ななな)
2006-02-09 10:52:45
勇気を出してジョージーが立ち上がる姿はホント拍手でした。

誰かが立ち上がらないと何も始まらないんですよね。

シャーリーズ・セロン始めキャストの方々の演技もとても印象に残りました。
なななさん (happy-clover)
2006-02-10 09:18:12
こんにちは。コメント、ありがとうございます。



>誰かが立ち上がらないと…

そうですよね。あの閉鎖的な田舎町では住人の結束も固く、町じゅうの人を敵にまわす覚悟で、それでも立ち上がった彼女の勇気はスゴイ!ですね。



そして、脇を固める俳優陣も本当によかったです
親子の絆 (いまのまい)
2006-07-08 23:17:00
この映画が感動的だったのは、話の焦点がセクハラ問題だけでなく、親子の絆を描いている部分も大きかったからだと思います。

ジョージーが子供のことを思い、守ろうとするのもわかるんだけど、お父さんがジョージーを守ろうとする姿も印象的でした。

最初、鉱山で働くジョージーに冷たかったのも実は愛情の裏返しで、昔あんな目にあった娘を男の職場で働かせたくないという思いがあったからなんだろうなって、後半部分を見て思いました。お父さんの中でも、やっぱり過去の出来事は忘れられないことだったんでしょう。

『自分の娘が同じ立場になっていたら?』という真摯な問いかけに、お父さんの苦悩が感じられました。
いまのまいさん (happy-clover)
2006-07-11 08:55:02
こんにちは。

コメント、TBありがとうございました。

いまのまいさんのところにコメントに行きましたが反映されませんでしたな、なぜ??すみません。



本当に、ジョージーのお父さんには感動しました。

もしこれが自分たちの妻や娘だったら?と問いかけ、グッと来ました

子供を思う親の愛は本当に強いんですね



少数 (kimion20002000)
2006-07-17 11:30:33
TBありがとう。

最後の法廷の場面でも、ひとりひとり、男も立ち上がる。そんな、ひどいことするなよ、という同僚は、結構いると思うんですね。

でも、どっかで、多数意見が織り成す「空気」に慣らされていく、そこに地方の共同体の怖さがありますね。
弱さ (happy-clover)
2006-07-19 12:56:51
こちらこそTBありがとうございました。

>多数意見が織り成す「空気」…

そうそう、こういう閉鎖的な小さな町はコワイです。

正しくない事も、多数派が正しいと言ったら曲げられてしまうような・・・個々としては善良に生きている人なのに、人間って弱いところがいっぱいですね。だからこそ立ち上がった彼女の勇気には感動しました。

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