今朝のスーパーモーニングで、横綱白鵬の単独インタビューをやっていた。 9月場所で4場所連続全勝優勝を果たし、連勝記録を 「62」 に伸ばす驚異的な強さを誇っている。 白鵬は名古屋場所で、賭博問題により優勝者に贈られる天皇賜杯を手にすることができず涙した。 「相撲が終わるときは、この国が終わるときだと思って相撲を取っている」 と言う白鵬。 優勝したのに、天皇賜杯を手にすることができない悔しさを知っているのは、後にも先にも白鵬しかいない。 白鵬は、「朝青龍は、相撲をスポーツにした横綱だった。」 と語った。 とても的を得たコメントで、相撲はスポーツではなく武道である。 相撲道を突き詰めていけば、戦う相手を尊敬し 「仁」 の心を持って土俵に上がる。 だから、勝ったときに 「ガッツポーズ」 など、できる筈がない。 白鵬はこの相撲道を、しっかり勉強をしている。 最後の質問で、「強さとは何でしょうか?」 と聞かれた白鵬は、「運です!」 と答えた。 一生懸命努力をしたものだけに、神様が降りてきて 「運」 を与えるのだ。 恐るべし白鵬! 25歳という若さで、そこまで悟っていたかと思うと頭が下がる。 その陰には、多くの素晴らしい指導者と出会えた 「運」 もあったのだろう。 幕下時代から親交の深い興禅寺の住職・市川智彬(ちひん)さんが、「横綱は『今度は滝に打たれる修行をしたい』と話していました」 と明かした。 白鵬は、相撲のけいこ以外でも座禅や呼吸法なども勉強しているそうだ。 双葉山も滝に打たれて24日間の修行をしたそうだが、自身も滝に打たれて、更なる強い精神力を作り上げるつもりなのだろう。 69代横綱白鵬は、双葉山の69連勝の記録を間違いなく塗りかえるであろう… 合掌
--------------------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------------------------