夏天故事

日々感じること、考えることを書き連ねていきます。

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日本ってなんですか

2009-07-06 21:49:56 | Weblog
いわゆる日本とは一体何を指すのか、よくわからない今日この頃。
東北は、しばしば日本であることを否定されることがある。
東北人本人も気づいてないことも多いけれど、例えば歴史的な方言の扱いなどをとって見ても、東北語は日本語の外に置かれる(つまりは否定される)ことが多かった。
今、東北の若い世代で、自分の地域の方言で会話できる奴は、果たしてどれだけいるのだろう。
一人称を“うち”なんていっているのをきくと空恐ろしくなる。
自分らで自分らを外側に追いやって、本人は中心にいるつもり、というねじれた現象が東北で起きている。(そうせざるを得なかった理由があるのだが、それはまた別の機会に。)
東北でこれだから、沖縄文化やアイヌ文化は日本文化の外に置かれているのはまず間違いない。

だが、いわゆる保守の人たちがいう“日本”の枠組みはできてせいぜい150年程度しか経っていないごく最近のものだ。その前、つまり江戸時代(前近代)までの日本は明治維新(近代)以降の“日本”とは別物だ。そのことは、なぜ戊辰戦争がおこり得たかを考えれば、また、琉球王国の立ち位置や、琉球処分の経過を見れば明らかであろう。
だから廃藩置県とは、単にそれまであった藩を県に置き換えた、というものではなく、前近代的な緩やかな集合体を、近代的な枠組みに押し込め、統合したものという意味があるのである。
なのに多くの“日本人”は“日本”や国というものを固定的に考える。本来それらはかなり流動的なものなのに、だ。近代の大日本帝国も今の日本国もそんな流動性の中で成立した一国家に過ぎないのに。
そして国家自体流動的なものなのだから、その国の国旗、国歌も当然流動的なものになる。
だから日本国民にとって天皇や君が代、日の丸は絶対的なものではないのだ。
特にしばしば(日本史の授業の中ではほとんど全ての時間で)日本の外に置かれる東北、沖縄、北海道(アイヌ)の人たちにとっては。

だからこんな記事を見ると、日本人はなぜこうも国家(特に戦争に負けて否定されたはずの大日本帝国)に関わるものを絶対視したがるのか、同じ日本人ながら不思議で仕方ないし理解に苦しむ。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-090701X728.html
「国旗・国歌、嫌いなら辞めよ」=起立しない教員に-上田埼玉知事
2009年7月1日(水)20:03
 上田清司埼玉県知事は1日の県議会本会議で、県立学校の式典で君が代斉唱時に起立しない教員がいることについて「式典のルールに従って模範を示さなければならない教員が模範にならないようでは、どうにもならない」と述べた。その上で「そもそも、日本の国旗や国歌が嫌いだというような教員は辞めるしかないのではないか。そんなに嫌だったら辞めたらいい」と強調した。

 君が代斉唱時に起立しない教員がいることへの解決法を民主党県議からただされ、答えた。これに対し、共産党県議団は「思想と良心の自由を定めた憲法19条の規定をないがしろにするもので、700万県民の代表にふさわしくない危険な発言だ」とし、撤回を求める談話を団長名で発表した。 

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