堺・圓龍寺の法話が、とどいています。
『「老」という字はあまりいいひびきをもちません。「年老いた」とか、あるいは「海老」というように腰がまがったイメージを受けるわけです。
決して「老」といいますのは悪い意味ばかりではないのです。「老」は「賢い」だとか、あるいは「尊敬すべき」そういった言葉の意味があります。
「老鼠」と書いて、実はミッキーマウスと読むのです。
老人とは、年齢だけで決めてほしくありませんね。』
龍大カレンダーです。
『新訂万国全図 高橋作左衛門景保作 文化7(1810)年
この地図は幕府の命によって天文方の高橋景保が同じく天文学者の間重富、天文方蛮書和解御用の馬場佐十郎らの協力を得て、イギリスのアロー・スミスの世界図を原図としつつ、新しい東西の資料を取り入れながら3年を費やして製作したものである。
この地図では、世界地理上最後まで不明であった日本北方の樺太が、聞宮林蔵の探検(1808~1809)の成果を反映して大陸とは間宮海峡を隔てて島であることを明示している点において、当時世界最新の詳細な世界図となり、また亜欧堂田善の優れた銅版技術と相俟って、世界に誇るべき精緻を極めた公刊地図になった。
なお、作者の高橋景保はその後シーボルトの所持するクルーゼンシュテルン『世界周航記』と引き換えに、禁制の伊能忠敬「大日本沿海輿地全図」を渡した科で入牢し、吟味中に獄死、死後改めて死罪を申し渡された。連坐した者は50余名の多数にの上り、シーボルトは「日本御構」の判決を受け、追放された(シーボルト事件)。
初版の45年後、幕府は蛮書和解御用の山路言皆孝に改訂を命じて「重訂万国全図」(1855)を製作し,明治後には大学南校(現東京大学)が修正版を出版するなど、その後100年ほどの間、日本における世界地図の範となった。』
雀さんも、元気に一年のスタートです。
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