ラッパと三味線

葉野和樹

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リズム&フレーズ 葉野和樹

2016年11月01日 | 動画
 音楽ライター歴20年、それなりに地位を確立させ、ボクの名前もありがたいことにぼつぼつ広まり、フリーランスとして身を置くことができながら、今回のようなレヴューを書かねばならんことになった事態、ヤツだけは心底ゆるすまじ!! 10万字インタヴュー? 却下だよ、却下!! こうしてペンを握ってやってるだけでもありがたいと思え、あのおぞましき葉野和樹(ex.プライヴェート・マスコット・ガール)よ!!!!

 音楽リスナーでなくともその曲を耳にすればすぐさまわかる、誉れ高きクラシックとして燦然と君臨するピコ太郎(A.D.2016~?)の再来だなんて、指がちぎれても決して書きたくはないし、断じてピコ太郎なんかじゃない。クオリティーやオリジナリティーをピコ太郎と比較することで、葉野和樹の音楽性を際立たせることに成功する術はひとかけらもない。ピコ太郎と葉野和樹とでは、出自からしてちがう。
 葉野和樹のキャリアは、ゼロ年代初頭に結成されたプライヴェート・マスコット・ガール(以下PMG)からスタートする。「おらが町のOH砲」「おらが町のフリッパーズ・ギター(どっちがオザケンかで大ゲンカ)」を旗印とするPMGは、プロレスと渋谷系のわかりやすいフォロワーとなればまだよかったほうで、1曲もリリースすることなくあっけなくわけもなく解散(彼らの言葉を借りれば「散会」)と相成った。はっきり言って、何をやっていたのか? 音楽史に一切の傷跡を残すことなく、そのムーヴメントから去っていった伝説的2人組ユニットのフロントマン兼先輩が葉野和樹という男だ。
 そこから長い沈黙を貫く。まことしやかな噂では、現代のベートーヴェンと謳われる音楽家のゴーストライターを務める傍ら音楽大学の講師として教鞭を振るう二刀流の生活を送っているとささやかれていたが、実際はNOであり、葉野和樹をミュージシャンやアーティストと呼ぶ者は誰もいなかったろう。「葉野和樹は終わった」彼を称するにふさわしい言葉はまさしくこれだった。
 2016年晩秋、突如として葉野和樹は現れた。しかも「リズム&フレーズ」という楽曲を引っさげて。これがソロデビュー作であり、実質、これがデビュー作だ。PMG時代を含め、過去に1曲も制作していないのだから!
 今年の音楽業界はピコ太郎のレジェンド化や、ボクが猛烈レコメンドする岡崎体育クンの台頭が主なトピックと捉えられよう。ピコ太郎はいわずもがな、岡崎体育クンと比較することもナンセンス。PVを再生すればそれは一目瞭然だ。
 ここに告白しよう。実年齢イコール音楽鑑賞歴といってもいいボクではあるが、本当に好きな音楽はひとにぎりでしかない。毎日のようにボクの元へ送られてくる音楽すべてが、絶賛の歓喜に打ち震わせられる代物というわけがない。しかし、ボクは称賛のスタンスでレヴューを書く。それはビジネスだ。ウケがいいビジネスであり、ボクのテクニックだ。だから、どんなにくだらねえ雑音でもボクのテクニックで花を添えるのだ。
 さあ、ぶっちゃけたところで、今回のこの楽曲にも見映えのいい花を添えて、この仕事をまわしてきた編集長を殴りに行こうか。

 楽曲は二の次の姿勢は感服に値する!! 葉野和樹、アンタはサイコーだ!!!!

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