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news commentary

出て行け!

2011-05-21 09:27:19 | Weblog
5月21日の朝、読売新聞(電子版)に、「福島第一原子力発電所1号機の海水注入が、菅直人首相の意向で中断されていた」という要旨次のような記事があった。

東日本大震災翌日の3月12日午後7時過ぎ、東京電力は1号機の原子炉への海水注入を始めた。注水していた淡水が足りなくなったためだ。

この連絡を事前に受けた菅首相が、内閣府の原子力安全委員会の班目春樹委員長に問い合わせたところ「海水を注入した場合、再臨海があり得る」と回答があった。

首相が海水注入について懸念を表明したので、東電は海水注入から約20分後の午後7時25分に海水注入を中止した。その後、原子力安全委から午後7時40分に「海水注入による再臨界の心配はない」と首相へ報告があった。

そういう事情で、東電は午後8時20分に海水注入を再開するまで約55分間、原子炉の冷却用水の注入が中断された。

肝心の斑目・原子力安全委員長までが首相に出鱈目を伝えるていたらく。

みんなイライラがつのっている。20日の参院予算委員会集中審議のTV中継を見ていたら、イラクに派遣された自衛隊の隊長だったご縁で参議院議員に選ばれた自民党の佐藤正久・元ヒゲの自衛官が、質問者席から突然「邪魔するな」「出て行け」とどら声をあげた。

首相に対して質問している最中に、首相へ耳打ちする事務方を、「首相が質問を聞けないじゃないか」と、怒鳴りつけたのだ。

これは「失礼じゃないか、ちゃんと質問を聞け」と菅に対して言うべきところだが、首相に対して怒鳴るのはちょっと気が引けて、首相の身代わりとして下役の権力のない事務方に対して声を張り上げたのであろう。

この人、昔の職場である階級組織の自衛隊の中でも、位の下の隊員に対しては、時に、こんな口のききかたをしていたのだろうか。前田予算委員長が「冷静に」と注意した。議会のやり取りとは思えない暴力的なシーンで、すっかりお里が知れてしまった。

(2011.5.21)
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