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news commentary

タイヤ履き替え

2009-11-25 23:23:50 | Weblog
  もろこしに孟母三遷ひのもとは息子育てと散銭の母

昔はイドヘイ政治家という言葉があった。政治がもっぱら資産のある名望家の手で行われていた時代の言葉である。そのころ、政治に熱をあげすぎてで家業を顧みず、最後には屋敷田畑を売り払って、井戸と塀だけになってしまった政治家を井戸塀とよんだ。

政治が資産と家柄に恵まれた人々の手だけに握られていた時代はろくでもない時代に違いないが、半面、政治家と言うものは自らの金をつかって国事に奔走するものだという、一種の美学を持つ人もいた。

テレビで顔を売るなど機会と運に恵まれれば誰でも政治家になれる時代になると、政治にかかる金は国家からの政党助成金と、団体や個人からの献金と、時として不明朗なワイロその他でまかなわれることになった。

民主党の衆議院議員で日本国の首相である鳩山由紀夫は生まれながらにして名望と資産を持ち合わせた世襲議員で、彼の政治資金問題は、その金の出どころが、ふとイドヘイ時代を思い出させる。新聞報道によると、2億円ともいわれる偽装献金のかなりが自分の資産から出ていたそうである。さらに鳩山由紀夫の母親はタイヤメーカー・ブリジストンの創業者の娘で、ブリジストンの大株主で、資産家だ。その母親からの金も偽装献金の原資になっている疑いがあるそうだ。

慈母? だが待てよ。鳩山由紀夫率いる民主党は高速道路の無料化を唱えている。高速道路無料化が進めれば、当然、自動車の走行距離がのびるだろう。車がより長距離を走れば、その分タイヤの摩滅がはやくなる。タイヤの消費拡大を期待するタイヤ会社の大株主が、高速道路無料化政策を進める政党の政治家にまとまった政治献金をすれば、その政治家が実の息子であったとしても、ちっとこれは、イドヘイとは違った話になってくる。

今日は乗用車を車検のための整備に出した。ついでにタイヤも交換してもらうことにした。これまで履いていたタイヤは、ブリジストンのレグノだったが、わけあって今回はブリジストン以外のメーカーのタイヤを選んだ。

(2009.11.25 花崎泰雄)
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