詩はここにある(櫻井洋司の観劇日記)

日々、観た舞台の感想。ときにはエッセイなども。

映画『アウトレイジ 最終章』

2017-10-09 23:39:47 | 日記
北野武監督・主演で裏社会に生きる男たちの抗争を壮絶に描いたバイオレンス映画「アウトレイジ」シリーズの最終作とか。

この映画を観た若い人がヤクザの世界に憧れるだろうか。上下関係は厳しそうだし、組織の上部にたどり着かない限り良いことはなさそうな上に、マシンガンで簡単に殺されてしまう恐れもある。損得勘定でいったら割に合わない職業だと思うだろうな。

主人公の北野武が演じるヤクザは、損得勘定に一切興味なし。筋を通す事が最重要だと思っている。生き方に全くブレがなくて潔い。それに敵対する人々はブレまくりな訳で金に執着心はあるは、良いところを見つけたくても見つかられない。

そんな人間など殺されてしまえ。という観客の願望通りの展開で、笑いあり、行間を埋めるような印象的な風景あり、さらには北野ブルーといわれる色調も健在で面白くみた。

男性中心のキャストになるのは仕方ないが、女性が主要な役で登場してもよかったのではと思うくらい男性中心の映画だった。ヤクザと女性はツキモノと思っていたが、そうした場面は一切出てこないで、ひたすら関西弁で凄んでいたような映画だった。

人間をいとも簡単に殺してしまうのが、今日的なのだろうか。とってもドライな世界だった。若い人は目指さないだろうな普通。
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