詩はここにある(櫻井洋司の観劇日記)

日々、観た舞台の感想。ときにはエッセイなども。

3回目『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』

2017-08-05 13:31:29 | 日記
前回まではプレビュー公演だったけれど、今日は本公演で、さらに初日に出演した前田晴翔の出演。共演は父親が益岡徹、ウィルソン先生が島田歌穂、祖母が久野綾希子、マイケルは城野立樹。

プレビュー公演との大きな違いは音響の調整が改善されたのかアンサンブルが何を歌っているか聴き取れたこと。それ以外は全く同じ舞台のはずなのに受けた感動といったら段違いだった。

プレビュー公演、本公演の初日を任された前田晴翔のビリーは他二人から受けた感動とは全く違ったものだった。ニューヨーク育ち。ヒップホップダンスが得意でアポロ劇場のアマチュアナイトで優勝経験があるけれど、バレエ、歌、芝居は未経験。1年以上の訓練でここまで出来るようになるとは驚く他はない。前田晴翔のエリオットは何よりも素直で自然体だということ。気負ったり、見せてやろうといった意識がない。ダンスも芝居も自然に流れる。だから心の動きが自然に伝わってきて感動に導いてくれたのだと思う。

彼が良いのは、踊りに気持ちがグングンと入っていくのが分かるところ。芝居も上手くて母親を恋しく思い出す場面では泣かされた。最後のソロダンスの乾いたシャープな感じも素晴らしかった。

間違いなく、舞台は深化、進化していて作品の真価を見せてくれたと思う。ヒップホップを取り入れた独自の振付の「エレクトリシティ」は神化。技術や表現力を超えた何か神々しいものに触れた感じ。益岡の父親、島田の先生も格段に良くなった。必見の舞台。

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