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80歳で生まれ、
若返っていく…
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ストーリー&解説:1920年代にF・スコット・フィッツジェラルドが執筆した、80代で生まれ、そこから若返っていくひとりの男の姿を描いた短編の映画化作品。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできない。ニューオーリンズを舞台に、1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまでの、ベンジャミンの誰とも違う人生の旅路を描く。
主人公、ベンジャミンが触れ合う人々や場所、愛する人との出会いと別れ、人生の喜び、死の悲しみ、そして時を超えて続くものを描きあげた、一生に一本、心に残る愛の詰まった感動巨編。出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン。監督は時代を代表する監督のひとりになったデビッド・フィンチャー。(goo映画)
【五つ星評価……![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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.☆】
幼少期や思春期を老人の姿で過ごすのは不幸なことだと思う。
しかし、過酷な少年期・青年期をやり過ごせば、待っているのは年月を経て熟練された30代、20代の姿だ。
僕はこの物語の内容を聞いたときに、瞬間的に「ちょっとありかも…」などと思ってしまった。
ブラピのような完璧な容姿は、残念ながら僕は持ち合わせてはいないが、そんな僕でも両脇に女をはべらしている自分の姿が鮮明に浮かび上がった。
様々な経験を重ねた若々しい姿に、言葉の端々から溢れ出る知性を武器に女を口説きまくるという、非常に稚拙で大馬鹿な発想が僕の思考回路を完全に停止させた。
僕もベンジャミン・バトンになりたい!!
大馬鹿者である。
さて、そんな感じで観賞したんですけども、やっぱり普通に歳を重ねていく人生は素晴らしい!!という当たり前の事を、再認識することができました。
この作品で観る“若返り”は悲しいものでしかなった。
本当に若いのは見た目だけ。
エネルギーが感じられないんです。
彼の背後には哀愁しか感じられません。
少年の姿になってから起こる認知症、過去の記憶は薄れ、喋ることも、歩くことも忘れ、とうとう赤ん坊の姿になってしまう。
最期はお婆ちゃんになった愛する女性の腕に抱かれ、眠るように息を引き取るのです。
観ているのが辛かった。
哀れ……と表現するのが一番しっくりくるかな。
が、どのような数奇な人生を送ったとしても、生きとし生けるものの最終終着地点は全て“死”であり、ベンジャミン・バトンの人生も何億通りもある一つでしかないのです。
なんて、ありきたりな感想を書いてしまいましたが、ホントにそんな感じの映画だと感じました。
本当に起伏のない映画ですが、心に残る映画でしたよ。
何もないところに一ヵ所、改造漁船vs潜水艦の海上戦を描いているのも良いスパイスになっていましたね。
意外と迫力ある戦闘シーンだったので驚きましたよwww
内容的には、トム・ハンクス主演の『フォレスト・ガンプ/一期一会』に似ていますが、結末の色はまったく違う印象。
キャストに関しては、やっぱりブラピでしょうね。
サングラスかけてバイクを運転する姿は、日本人では絶対に出せないカッコ良さがあります。
これに対抗できるアジア人は、おそらく舘ひろしくらいだろう。
あとは、最近観なくなったダコタちゃんの妹、エル・ファニングちゃんですよ。
『バベル』での好演以来、お目にかかる機会がありませんでしたが、ここに来て成長したエルちゃんを観れて僕はまた癒された気分になりました。
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『バベル』のエルちゃん
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『ベンジャミン・バトン』のエルちゃん
ちょっと『ナルニア国物語』のジョージー・ヘンリー演じるルーシーちゃんに似てなくもない。
*画質がちょっと落ちてますが、記念として下の方にエルちゃんの壁紙置いておきますね。
上映時間2時間47分という長編ながら、優れた演出が随所に見ることが出来る秀作です。
興味があればぜひ劇場でどうぞ。
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ストーリー&解説:1920年代にF・スコット・フィッツジェラルドが執筆した、80代で生まれ、そこから若返っていくひとりの男の姿を描いた短編の映画化作品。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできない。ニューオーリンズを舞台に、1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまでの、ベンジャミンの誰とも違う人生の旅路を描く。
主人公、ベンジャミンが触れ合う人々や場所、愛する人との出会いと別れ、人生の喜び、死の悲しみ、そして時を超えて続くものを描きあげた、一生に一本、心に残る愛の詰まった感動巨編。出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン。監督は時代を代表する監督のひとりになったデビッド・フィンチャー。(goo映画)
【五つ星評価……
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幼少期や思春期を老人の姿で過ごすのは不幸なことだと思う。
しかし、過酷な少年期・青年期をやり過ごせば、待っているのは年月を経て熟練された30代、20代の姿だ。
僕はこの物語の内容を聞いたときに、瞬間的に「ちょっとありかも…」などと思ってしまった。
ブラピのような完璧な容姿は、残念ながら僕は持ち合わせてはいないが、そんな僕でも両脇に女をはべらしている自分の姿が鮮明に浮かび上がった。
様々な経験を重ねた若々しい姿に、言葉の端々から溢れ出る知性を武器に女を口説きまくるという、非常に稚拙で大馬鹿な発想が僕の思考回路を完全に停止させた。
僕もベンジャミン・バトンになりたい!!
大馬鹿者である。
さて、そんな感じで観賞したんですけども、やっぱり普通に歳を重ねていく人生は素晴らしい!!という当たり前の事を、再認識することができました。
この作品で観る“若返り”は悲しいものでしかなった。
本当に若いのは見た目だけ。
エネルギーが感じられないんです。
彼の背後には哀愁しか感じられません。
少年の姿になってから起こる認知症、過去の記憶は薄れ、喋ることも、歩くことも忘れ、とうとう赤ん坊の姿になってしまう。
最期はお婆ちゃんになった愛する女性の腕に抱かれ、眠るように息を引き取るのです。
観ているのが辛かった。
哀れ……と表現するのが一番しっくりくるかな。
が、どのような数奇な人生を送ったとしても、生きとし生けるものの最終終着地点は全て“死”であり、ベンジャミン・バトンの人生も何億通りもある一つでしかないのです。
なんて、ありきたりな感想を書いてしまいましたが、ホントにそんな感じの映画だと感じました。
本当に起伏のない映画ですが、心に残る映画でしたよ。
何もないところに一ヵ所、改造漁船vs潜水艦の海上戦を描いているのも良いスパイスになっていましたね。
意外と迫力ある戦闘シーンだったので驚きましたよwww
内容的には、トム・ハンクス主演の『フォレスト・ガンプ/一期一会』に似ていますが、結末の色はまったく違う印象。
キャストに関しては、やっぱりブラピでしょうね。
サングラスかけてバイクを運転する姿は、日本人では絶対に出せないカッコ良さがあります。
これに対抗できるアジア人は、おそらく舘ひろしくらいだろう。
あとは、最近観なくなったダコタちゃんの妹、エル・ファニングちゃんですよ。
『バベル』での好演以来、お目にかかる機会がありませんでしたが、ここに来て成長したエルちゃんを観れて僕はまた癒された気分になりました。
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ちょっと『ナルニア国物語』のジョージー・ヘンリー演じるルーシーちゃんに似てなくもない。
*画質がちょっと落ちてますが、記念として下の方にエルちゃんの壁紙置いておきますね。
上映時間2時間47分という長編ながら、優れた演出が随所に見ることが出来る秀作です。
興味があればぜひ劇場でどうぞ。
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