垂直落下式どうでもいい話

基本的に凡人以下なので期待しないでよね-=≡Σ(((⊃゜∀゜)つ

映画を観た~魍魎の匣(もうりょうのはこ)~

2008年11月16日 22時57分06秒 | 映画
レンタルで『魍魎の匣』を観ました。


「ほう」
匣の中から声がした。





ストーリー&解説:戦後間もなくの東京。元・女優、陽子の娘が行方不明になり、探偵・榎木津が捜査を担当していた。一方、作家・関口と記者・敦子は、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団の陰謀を掴むべく調査していた。更に巨大なはこ型の建物の謎を追う刑事・木場。全ての事件は、複雑に絡まり、一つに繋がっていた。それぞれの謎を解くため、彼らは古書店・京極堂の店主、中尊寺のもとに集まった。

京極夏彦のベストセラー「京極堂(百鬼夜行)」シリーズ第2作目が映画化。05年に映画化された『姑獲鳥の夏』に続き、京極堂(中尊寺)、榎木津、関口が登場し、奇怪な事件を追っていく。小説は連続シリーズだが、本作は『姑獲夏の夏』とは違う監督が手がけている。映画としては続編ではないが、堤真一(京極堂)、阿部寛(榎木津)ら、同じ俳優が同じ役を演じている。『姑獲鳥の夏』では永瀬正敏が演じた関口を、本作では椎名桔平が演じ、堤、阿部と絶妙な掛け合いを見せている。最新技術を使って作り上げた東京の風景は圧巻。上海でのロケとVFXで、戦後の銀座周辺の雰囲気を見事に再現している。監督は、『伝染歌』『自由戀愛』の原田眞人。
(goo映画)


【五つ星評価…☆☆☆】


(まず、上のgoo映画の解説で主人公の中禅寺になっているので直した方が良いwwwありえない間違えです。どう考えてもこの解説を書いた人は京極堂シリーズを読んでいませんねww)

姑獲鳥の夏』に比べればかなり面白くなっていると思います。

ギャグの要素が凄く多かったなww

原作とはかけ離れた所に連れて行かれる感じは、それほど悪くない。

これは『姑獲鳥の夏』では味わえなかった感覚ですね。

ただ、御筥様と京極堂との対決シーンの良さがまったく出ていなかったのが残念です。

原作では一番面白かったところだったので期待していたんですが、やっぱりと言いますか特に面白味のないシーンになっちゃっていましたね。

良かったのは、柚木加菜子を演じた寺島咲と楠本頼子を演じた谷村美月の中学生振りが抜群だったことでしょうか。

悲惨な結末を迎えてしまう二人ですが、原作でのイメージを崩さない美少女を演じきったお二方に脱帽です。

最期に登場する半分以下になってしまった加菜子を、彫刻風に描写しているのも素晴らしい。

あのシーンは、原作では久保が堕ちてゆくきっかけになる重要なくだりです。

久保に替わって匣の中の加菜子を見てしまった、あの少年のその後が心配でなりませんww

あそこをラストシーンにしてしまう大胆な改変は凄い。

それから、やっぱりバラバラの描写は実写化するとエグさが増しますねww

頼子ちゃん可哀想に……。まぁ、一番可哀想なのは加菜子ちゃんだけど。


木場はこじんまりとまとめられちゃってますねwww

喫茶店の名前だった『新世界』が映画会社の名前に飛躍してるのも笑える。


原作とはまるで違うストーリーになっていますが、『姑獲鳥の夏』でがっかりした方は、その想いを払拭するチャンスかもしれませんよ。

『狂骨の夢』が実写映画化されるのかどうかは知りませんが、少し期待が膨らんでしまう仕上がりにはなっていますかね。

そんな感じです。







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