今日も平戸で庭ぐらし

登録文化財大曲家住宅
武家屋敷の庭 ギャラリー エル・ハルディン

今日も平戸で庭ぐらし 出る杭は打たれる。では、出過ぎる杭は?

2011年10月08日 | 日記
子どものころから好きな、新聞の「身の上相談」。
大人の世界を覗き見るようで、わくわくしながら読んでいました。

そのころの「身の上相談」は、
Q:「今度結婚することになったのですが、
   その前に深い仲だった男性がいるのです。
   縁は切れているのですが、夫になる人にそのことを告白する方がよいでしょうか?」

A:「それは、告白をなさった方がよろしいかと思います。」

えっ!告白するの?それはダメでしょうが。
と、子ども心に思ったりして。大人の世界ってそんなん?

私が子どもの頃の「身の上相談」って、こんな感じだったのです。
今の若い人々には、信じられな~い!でしょう。
今、私が思い返しても信じられん。
何よりも、回答者の回答がとても丁寧な口ぶりなのに、内容はぶち壊しになりそうなこと。
あまり刺激的で、この相談は強烈に私の思い出に残っておりますの。

そして、時は過ぎ、平成の世。

新聞紙上の「身の上相談」は、「身の上相談」というタイトルもあまり見かけなくなり、
相談の内容も、ビジネス上の人間関係が中心になってきました。
世の中を分析し、整理し、賢明な対処法について、よくぞこんなに解き明かしてくれるもの!
と、世間知らずのおばさんになってしまった私には、新たな大人の世界を垣間見る楽しみに。

朝日新聞土曜版「be」田中和彦氏による「はたらく気持ち」。
この欄は、「身の上相談」形式にはなっていないものの、
働く上でのいろいろなヒントのようなものが。

今日10月8日は、「出過ぎた杭になった公務員」という題。

締めくくりに、
「出る杭は打たれても、出過ぎた杭は打たれない。そう信じて。」と。

実は、町の活性化に取り組む人、古いものの保存活動に取り組む人。
こういう人々も、どうしても出る杭になりがち。
今まで無くても問題なかったところに、「問題あり!」と、言う訳ですから、出る杭といわれても仕方がない訳で。

出る杭は、打たれるのが定石?
打つ方は、準備万端整えて打つし、打てばすっきりするので勝利感が。
一方、打たれる方は、突然だったりするので、気持ちの準備が出来ていないので、どうしても敗北感が。
おまけに、人格にまで踏み込んで打たれたりすると、結構厄介。
それくらい言われたって、いちいち気にしてたら何もできないよ、といわれても再起不能。

さて、このようなとき、どうする?
あっさりと、それまでのことにケリを付けて、別の世界でがんばるのも一つ。
でも、そうそう諦めきれないし、というとき。
まず、傷を癒さねば。
その後、
出過ぎた杭になれば打たれない、という所まで高められるか。
出過ぎ方にも手腕が問われるところだし。
でも、「出過ぎたら打たれない」そう信じたいですね。

私ごとですが、3年前にちょっとつらいことがありまして、
気持ちの整理を付けるのに今年の6月までかかりました。
今はとてもすっきりして、さて別の世界に行くのか、「出過ぎる」のか、思案中です。
経済力もない、財産といえば夫だけ、という還暦おばさんに何が出来るでしょうかね。







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