末永く・・・お幸せに。

少し時間を遡ります。
６月２７日掲載の「ラブメールサービス」に登場して頂いたお客様から、セミの声がうるさいくらいの夏の日に「ブーケのことでご相談したいんですけど」と、メールが届いた。
早速時間を合わせて頂いて、打ち合わせをしにご自宅へ。
持てるだけの資料をと思ってたんですが、ずばりご注文のブーケは決まってらっしゃるご様子。
「和装の時に持つブーケを探してたんですが、ほぼ諦めかけてる時に主人が見つけてくれて教えてくれたんです。」
それが７月１７日掲載の「語りかけ、歩み寄る」にアップした和装ブーケ。
見た瞬間に「これ！」って思ってくれたそうです。

初めてのご来店は、市役所帰りに立ち寄ってくれたあの夏の日。
そこからまさかブーケまで創らせて頂けるやなんて・・・ほんま世の中何が起こるかわかりませんわ。
出会いっていうか・・・人の繋がりっていうか・・・
まさに一期一会です。
一つ一つの出会いを大切にしていると、こんな素敵なご褒美が待ってるんやね。

人はすぐに出る結果だけを求めます。
やればすぐに出る結果を求めて、大事なことを見落としがちになり、その結果人を傷つけたり、嫌な思いをさせたりしたり・・・
観葉植物を搬入した時、結婚式が控えてることは聞いてました。
もしその時・・・ブーケの注文が欲しい為だけに、ブーケの営業をしてたらきっと今日のブーケを創る事なんてなかったと思います。
営業するからこそできる仕事は確かにあると思います。
でも・・・これってやっぱり「縁」なんでしょう。
タイミングとか、流れとか・・・
それってやっぱり自然に発生するもんなんちゃうでしょうか？

今回のブーケを創るに至って、知らず知らずの間・・・普段の生活の中で傲慢な態度が出てたことに気付き、心の余裕のなさに打ちのめされて、自分自身を見つめなおすええきっかけを与えてくれた。
どんなテンションでも、正直言うて普段通りに創れます。
でもそれはただ創ってるだけであって、魂がこもってない薄っぺらいもんです。
そんな薄っぺらい気持ちで創ったブーケに、誰が心を躍らせられるんやろ？
ブーケを創る・・・ほんまギリギリまで、いろんな想いが交差した事実を振り返ると、ほんま胸を撫で下ろす。
そのアップダウンがあったからこそ、会心の一撃のブーケを完成させる事が出来たって思ってます。

創るたびに進化する作品。
それでないと・・・うちを選んでもらった意味がない。
いつもどおりの変わりない、平均点を叩き出す作品なんて作品やないんです。

真剣勝負・・・

ちょっと言葉に語弊があるかもしれんけど、ツルの恩返し状態で、身も心も削りながら完成させんとダメなんです。
書いたネズミが夜中に走り出す！
それくらいに魂がこもったものしか、人の心を感動させる事なんかできますかいな！

ブーケの搬入はいつもいつもドキドキします。
ほんま口からなんか出て来そうな・・・そんな勢い。
箱の中に入れてる時なんか心の中で、「もう１回今から作りなおそうかな？」なんて思う事なんかしょっちゅうですから。
これは死んでも治らんやろうな・・・
だからこそ受け渡しの時の笑顔がたまらへんねんな～。

結婚式は神戸で挙げられるそうです。

きっと素敵な式になったと思います。
出来上がってくる写真・・・楽しみにしてますね。

その時に、ちょっとだけ素敵な話しお聞かせ下さい。

ここだけの話し・・・褒められるのめちゃくちゃ好きなんです。
褒め言葉以外なら、言わんといてくださいね。
こう見えても・・・めちゃくちゃ打たれ弱いから。

本当におめでとうございます。
これからも末永くお幸せに・・・
そしてこれからも末永くよろしくお願いいたします。