離れ人ママキの、奇妙な放浪と生活。

現実と非現実が錯綜し入り混じる。狂気と妄想のカレイドスコープ。

狼男はミュータントより早かった

2017-06-17 13:11:11 | 日記


XーMENのウルヴァリンを見ているともう一人、別のヒーローの姿がダブってみえてくる。
それは、平井和正氏のSFハードボイルド小説。アダルトウルフガイシリーズの主人公。 犬神 明。
ウルヴァリンがミュータントなのに対して犬神 明は人狼。正確には人狼と人間のハーフ。新月の頃は一般人とたいして変わらないけど、月が満ちて来るにつれてパワーアップ。月齢13日ともなれば、刃物で切りつけられても銃弾を浴びても平気。どんなに酷い傷も、その場ですぐに再生してしまう。でも変身はしない。見た目は普段と変わらない。
職業はフリーのルポライター。不死身なのでどんな危険地帯でも無法地帯でも平気。特ダネを取って来る。
けっこう稼いでいるので、いつも高級タバコを吸っている。( シーザー&クレオパトラ だったかな )おしゃれで白いダブルのスーツを着ることだってある。コーヒーが大好きだけど、アルコールはあまり飲まない( 不死身の体には、アルコールは作用しないのだ。 )コーヒーは何時もブルーマウンテンNo. 1だ。
それにとっても女好き。( なんといっても、オオカミだからね🐺 )
でも、ゴキブリは大の苦手。こればっかりは満月になっても変わらない。

チャラい人狼だなと思うかもしれないけど、そんな事はない。その不死身の肉体の秘密を手に入れようと考えている各国の情報機関や何かしら悪事に引き込もうとする非合法組織にいつも追いかけ回されている。

女友達は大富豪の娘であり、蛇神🐍の末裔。セックス依存症で付き合う男はことごとく破滅してしまうというはた迷惑な究極のサゲマン。
クールで美男子。とぼけたところもあるけど冷酷な内閣調査室の室長とかサブキャラも超個性的。




犬神 明にはウルヴァリンの様な超金属の爪は無いけど、とてもユニークな特技を持っている。
指弾という少林寺拳法の伝説的な技。軽く握った手の人差し指の上に10円玉を置き、それを親指で弾いて飛ばすのだ。
人狼の犬神 明がやると、唸りを上げて飛んでいく10円玉はコンクリートを砕き、人体を貫通する。
これは真似したな。空き缶めがけて10円玉を弾き、上手く命中して空き缶が倒れると気分はもう狼男。

不死身の体の秘密を何とか解明して我が物としようとするマッドサイエンティスト。人狼を生物兵器として利用しようとする大国の情報機関。犬神 明と同様に人狼の血を引くがロボトミーと改造手術を受け殺人マシンとなってしまった男と戦う犬神 明とかXーMENやバイオハザードを彷彿させる場面がいくつもある。現在のSFやゲームの世界を遥か前に先取りしていたんだ。





平井和正氏は、謎の美少女が率いる宗教団体に傾倒してしまい、ウルフガイシリーズの作風も変わってしまう。
説教くさい犬神 明なんて読みたくない。
多くの読者が離れてしまった。



平井和正氏には、ウルフガイシリーズ以外にも面白い作品がいっぱいある。
ゾンビハンター。幻魔大戦。サイボーグブルース。エイトマンの原作者でもある。
マンガにも大きな影響を与えた。
日本のポップカルチャーの行方を決定付けた人のひとりだと思う。
平井和正氏の新作を読む事はもう出来ない。氏の作品を書店で見かける事も殆ど無くなった。ネットを使っても全ての作品を手に入れるのは難しいみたいだ。でももしも手に取る機会があったら、ぜひ読んで見てほしい。古い作品なのだけど、今読んでみても充分面白い。

マンガ化されているのは知っている。でも描かれている犬神 明のビジュアルが自分の描いているイメージと違うので、どうも見る気になれない。

僕にとって犬神 明といえば、ヒュージャックマンだ。ほんと、不思議なくらいイメージしていたどおりなんだ。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 貴女はペイントビキニでビー... | トップ |  冷凍人間は賞味期限切れ »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。