離れ人ママキの、奇妙な放浪と生活。

現実と非現実が錯綜し入り混じる。狂気と妄想のカレイドスコープ。

白蛇は人に寄り添うことを望んだ

2017-05-20 18:15:00 | 日記


京成電鉄 元八幡駅近くに葛飾八幡宮がある。市川市というと古い住宅地と工業地域が入り混じり雑然と広がっている所というイメージがあった。千葉から東京へ行く時の通過点であって降り立つことはあまり無かった。でも、来てみるとなかなか面白いところがあって、史跡なんかも多い。
葛飾八幡宮もその一つ。この日は、水色の袴をはいた若い神主さんが、境内を掃除していた。



境内には、残念ながら緑は少ない。やっぱり神社は鎮守の森を背負っていないと、ちょっと気分が出ない。



しかし、此処には国の天然記念物に指定されている千本いちょうの木がある。



樹齢千数百年、はるか昔に落雷によって根本近くまで裂けてしまった。しかし、その後に何本もの若木が芽を出し成長して今の様な異形の巨樹になったのだという。



ジブリのアニメに出てきそうな感じでしょう。このイチョウの巨樹には、かつて1匹の白蛇が住んでいたという。その姿を見ることは滅多に無く、見ることの出来た人は長寿を得られたという。

お寺や神社にある巨樹や磐座、洞穴や古井戸、池の中に浮かぶ小さな島とかに白蛇が住み着くという言い伝えは、他にも聞いたことがある。

だいたいは伝説かおとぎ話みたいなものだろうと思うのだけど、実際にあったのでは無いかと考えている。



全身が白というのは、自然の中ではかなり目立つ。そのため、天敵に襲われやすい。実際アルビノの生存率は低いのだ。
そういう自分の宿命をうすうす感じていた白蛇は天敵に見つけられにくい場所に隠れ棲むことを選んだのでは無いか。まして神社の境内なら人の出入りがある。人間のいる所には他の動物は近づかない。この事を動物はよく知っている。

以前、建物の屋上にある空調設備のメンテナンスの仕事をしていたことがある。
と言っても僕はアルバイト。職人さんの手元。
その時のことだ。ビルの屋上で仕事をしていたら一羽の鳩が飛んできて足元にまとわりつくのだ。僕が動くと鳩も一緒についてくる。まるで子犬のようについてくる。食べ物でも欲しいのかなと思ったけれど、それにしても変だ。しばらくの間、鳩を連れ回しながら仕事をしていた。
仕事を終えて屋上から降りて、ビルの駐車場に停めておいた会社のワンボックスカーに仕事道具を積み込んでいる時に、根本からもぎ取られた血まみれの鳩のつばさを見つけた。おそらく猛禽類の仕業。
それで、さっきの鳩の奇妙な行動が理解できた。あの鳩は猛禽類から逃れるために人間を盾にしたのだ。人間の近くにいれば安全だという事を分かっていたんだ。

神社の境内の巨樹に住み着いた白蛇も同じ事を考えていたのかも。
自分はアルビノだから狙われやすい。でも、こうして人間の近くにいれば他の動物は近づいてこない。人間は捕食者ではないし時として守ってくれることさえある。


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