寛解 そして降り出しにもどる

30日はエリカラはしなかった
1日もずっと着いていたので、エリカラをしなかった
夜寝る時に、布のエリカラをしたのだけと、まんまと外して、おちんちんの横の傷を舐めてしまった。

2日、朝ご飯の後、プラスチックのエリカラにかえる
念のために病院へ
問題はないが、念のため一週間後に消毒に、と言われて帰宅。

プラスチックのエリカラのストレスは半端なくて、触る事さえできない。
夜、布のエリカラの補強をして交換する。


3日の朝、ベッドの中でエリカラの隙間から顔を撫でて、手を首のほうに滑らせた時、あの嫌なグミの様なシコリを見つけた。

間違いない
と思った

どうして、手術の時に気がつかなかったんだろう...

寛解の言葉を聞いて油断していたのか.,..

全神経が指先にあるように感じた
ただ触れて
肥満細胞腫だと確信した
それ以外な何にも思わなかった

悲しいとか驚くとかそんなのはなくて

触りながら、手術はしないよ、とはなに話しかけていた

横に居るオットに、はなが再発したでも手術はしないよ
と言った

オットは調べて見なきゃ分からないだろ
と言ったけど、私は間違いないと思った

そして、今までのより厄介な場所に出来ていて
皮膚より１つ深い所に出来ている

獣医は絶対に摘出手術を勧めるに違いない

もう手術はしたくない

8日掛かりつけで針検査

針先になかなか細胞が取れない

違う気がするんですけど、と言いながら
針先をチクチクと刺すＯ先生

そして、病室に呼ばれて戻ると言いにくそうに
肥満細胞腫です
と、Ｏ先生が言った

まだ抜糸も終わってないけど、出来れば早めに摘出手術をした方が良いです、と言われ

私は泣きながら、もう手術はしたくないんです
少し考えます
と言って、Ｏ先生の言葉を遮った

帰り道大学病院に電話したら、担当のＴ先生は出張で不在
12日に電話する事を約束して、紅豆杉を一箱注文した

12日は泣いた
車中では声を殺して
車を停めて声を出して

はなは後部座席で寝ていた

13日の朝、テレビを見ながら、オットと声を上げて笑った
その声を聞いたはながソファーからピョコンと顔を出して
私達を見た
その顔が可愛いくて、泣きそうになった

その時に、はなは楽しい事だけが好きな子なんだと思った
はなは私が声を荒らげると、サッとその場から消える
私が泣いていても寄り添う事はしない
寝室で寝ていても、笑い声わ聞き付けるとタッタッタッと軽い足音を立てて降りてきて、足元に座って見上げる

ももは違う
私が声を荒らげてもその場から動かないで、じっと寝たふりをしている
私が泣いていると抱っこをせがむ

はなは、楽しい事だけが好きな子なんだ

病気だとか、治療だとか、そんな事分からないのに
手術を何度も何度も繰り返して
私を信頼しなくなってもしかたないよな

それでも、手術を続けるのは、はなの為なんだろうか

手術を繰り返してたとえば数年生かせるのは、私の為なんじゃないか？
手術をしないで、１年しか生きなくても、はなにとっては嫌な事がない１年の方がいいんじゃないのか？

はなの事をしっかり見て
はなのメッセージを聞き取ろう！

はなちゃんはどおしたい？



はなちゃんはどおしたい？