虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

薬が毒に変わる時・アルコールと睡眠導入薬の飲み合わせ

2009年10月06日 | 薬のこと・薬害のこと

あなたは大丈夫?薬が毒に変わる危ない食べ合わせ
柳川明著(聖マリアンナ大学助教授・医学博士)


うちの母は、生前、夜寝つけないというので、病院から睡眠導入薬をもらって飲んでいたのです。
母は、グレープフルーツが大好きでよく食べていたのですが、何かの番組でグレープフルーツと睡眠薬とは相性が悪いということを言っていて、それを母にそのまま言うと、怒ってしまうので、この本を買って確認したのです。
医者でもない人間に、自分の好きなことで注意されると、たいていの人は聞き流して無視するか、怒りだすか…当時は母もその一人でしたので。

グレープフルーツに関して言えば、このように書かれています。


◆苦味成分が悪影響を与える
 グレープフルーツ(ジュース含む)には、特有の苦み成分であるマリンジンやクエルセチンといったフラボノイドが含まれています。この苦み成分は肝臓の中で薬を無毒化するある酵素の、働きを妨げるといわれています。そのため、その酵素で無毒化されるすべての薬は影響を受け、効果が必要以上に発揮されてしまうのです。


で、母が飲んでいた睡眠導入薬とグレープフルーツに関しては、以下のように書かれていました。


◆意識障害や昏睡に陥ることも
 グレープフルーツと、睡眠導入薬のトリアゾラムやプロチゾラムをいっしょにとると、睡眠導入薬が肝臓で分解されなくなり、意識障害や昏睡の起こることがあります。そのため、グレープフルーツには注意しなければなりません。
 病院の薬では?
①ハルシオン②ハルラック③レンドルミン④ブロゾームなど



他にもグレープフルーツと降圧剤で血圧が下がりすぎてしまうとか、グレープフルーツと喘息やアトピーの薬をいっしょにとると不整脈の起こる危険があるとか、見開きページでシンプルにわかりやすく書かれているので、薬を飲む必要のある方たちには、一読しておきたい便利な本だと思います。


中川氏急死 循環器系に異常 アルコール成分も検出
 (10月5日17時27分配信 毎日新聞)

4日朝、突然亡くなられた中川昭一元財務・金融担当相について、死因は今のところはっきりとわからないようですが、アルコール成分も検出され、医師から睡眠薬を処方されていたといいますので、アルコールとの併用による薬害の可能性もあるのではないかと思いました。
この本の、56ページです。
        ↓
      

◆効きすぎて、呼吸が停止することも
 アルコールと睡眠導入薬のハルシオンやレンドルミン、ロヒプノールを一緒に飲むと、脳の中で薬の濃度が上がり効きすぎてしまうため、呼吸の止まる可能性があります。


呼吸が止まる!!・・・って。

お医者様はもちろんどの患者さんにも、アルコールと一緒に飲んではいけませんと、ちゃんと言っているのでしょうね?
母は、もともとアルコールはあまり飲めなかったので、気にもしなかったけれど。

中川さんと言えば、モウロウ会見で思いっきり、マイナス評価を受けてしまったけれど、あのときも、飛行機の中で風邪薬とお酒を飲んだって言っていましたよね。これに関しては

風邪薬(抗ヒスタミン剤)とアルコールをいっしょに飲むと、
普段より酔い方が強くなったり、眠気などの中枢作用が強くなったりする


と、書かれています。あのときは、見るに耐えられないくらい、本当に眠そうでしたものね。

薬をすべて否定するわけではありませんが、持てあましてしまうほどの多くの薬による薬害が、現代人の健康を逆にむしばんでいると、このところずっと思えて仕方がありません。
中川さんしかり、マイケル・ジャクソンしかり、おそらく飯島愛さんも・・・、心のことを全く無視して、なんでも単純に薬に頼る現代医療のあり方も、もう曲がり角に差しかかったのではないかと思うのです。



中川昭一さんのご冥福をお祈りいたします。


★関連記事
 薬の副作用、高齢者専門医の7割が経験・追記資料あり
 イルカの笑顔

★追記
 まれに、この記事にアクセスが集中することがありますが、薬害への注意を意図したものです。
 どうか、こちらも読んでください。
 来世を信じても自殺してはいけない

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 十五夜お月さん ご機嫌さん | トップ | 嵐の前ののどかなひと時 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (ユリアナ)
2009-10-06 22:03:27
金木犀様、こんばんは、お久しぶりです、ユリアナです。1年半ぶりくらいですね。あの後、PCクラッシュしてしまい、データ消失してしまい、このブログの名前も失念してしまい、やっと探し出す事できました。又お邪魔させて頂きます。
さて、この中川氏の死亡についてのこの記事で、はっと思い出させてしまう方がいるのです。
それは皇太子妃雅子様です。
雅子様、カウンセリングによる治療を受けておられますよね?慶応大学のO医師によるカウンセリングによる治療ですよね?今まで報道されてきた事によると、投薬治療は受けておられない、とか。
雅子様ご自身が投薬治療の「怖さ」を知っていらして、東大(精神科の治療は投薬中心らしいです)以外の大学にご自分のご病気の治療をゆだねたのではないでしょうか?
今の雅子様、投薬治療を受けておられる、といった感じではないと思います。中川氏のようなぼーっとした顔付ではなく、きりっとした顔付だし、雅子様、正しい判断で慶応大学のO医師にご自分を委ねられました。
それにしても、この中川氏の死亡で、心の病で飲酒に逃げる、服薬に逃げる、事の恐ろしさを身に染みてわかりました。こういう風な逃げ方をすると死に至るって事も。
睡眠薬一錠も本当に怖いですね。
ユリアナさんへ (金木犀)
2009-10-07 18:10:59
ユリアナさん、お久しぶりです。
わざわざ、このブログを探し出してくださったとのこと、本当にありがとうございます。
1年半ぶりでしたか、早いものですね。

雅子さまのこと、適応障害と診断されていますよね。
東京脳神経センター理事長の松井孝嘉氏によると、精神的な病というより「頚性(けいせい)神経筋症候群」という、首の神経と筋肉の障害であると述べられていました。
この先生の治療も温めるのと首を休めるというもので、薬はほとんど使っていないはずです。
病気が長期にわたっているので、治療方法も別の視点から見られたらいいのではないかなあとちょっと思いました。
でも、雅子さまがお薬に頼られていないのなら、何よりですね。
うつ病のお薬から、薬物依存になってしまう可能性もあるそうですから。

中川さんも政治活動の挫折や、同年齢のころのお父様の亡くなり方もあって、いろんな意味でストレスや不安を抱えていらしたんでしょうね。

>心の病で飲酒に逃げる、服薬に逃げる、事の恐ろしさを身に染みてわかりました。

そうですね。お酒は飲んでも飲まれるなと昔から言いますが、中川さんの場合は、まさしく命取りになってしまいましたね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

薬のこと・薬害のこと」カテゴリの最新記事